日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ27 そうめんかぼちゃの夏サラダ
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旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。 現在は、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。
暑い夏の晩酌タイムには、枝豆やとうもろこしが定番。たまには季節の珍しい野菜、そうめんかぼちゃを使って、おつまみにもなるサラダを作ってみませんか?
そうめんかぼちゃは、金糸瓜(きんしうり)というかぼちゃの仲間。熱を加えると果肉がそうめんのようにほぐれて、シャキシャキの食感を楽しめます。サラダや炒めもの、麺のかわりなどいろいろな料理に利用できる、今が旬の野菜なんですよ。
そうめんかぼちゃの夏サラダ
好みで青のりやごまを散らしても
〔材料(作りやすい分量)〕
- そうめんかぼちゃ 小1/2玉
- レタス 小1/2玉
- しらす 50g
- 梅干し 1個
- 醤油 適量
- ごま油 適量
- 炒りごま 適量
- 青のり 適量
小型サイズは調理するのに便利
〔作り方〕
- 1.そうめんかぼちゃは適当な厚さにカットして種とワタをとり、熱湯で10分ほど茹でる。ザルにあげて粗熱をとり、スプーンなどでほぐす。レタスは細切りにする。
- 2.フライパンにごま油を熱し、炒りごまを加えてしらすをさっと炒める。
- 3.梅干しは種をとり、細かくみじん切りにする。
- 4.ボウルにそうめんかぼちゃ、レタス、しらす、梅干し、醤油を加えてよく混ぜ合わせる。
- 5.器に盛りつけて、青のりをトッピングする。
茹でると細い繊維がほぐれる
おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ
味わいをさっぱりさせるのに梅干しを使いましたが、酸味が得意な方はお酢を加えてマリネのようにしてもOK。大葉やみょうがなど余った香味野菜をプラスしてもおいしく仕上がりますよ。
料理に合わせたい日本酒
三好 Black 純米吟醸 無濾過生詰〔山口・阿武の鶴酒造〕
斬新なデザインが目をひく
山口県阿武町にある酒蔵、阿武の鶴酒造。休眠していた酒蔵を元デザイナーの6代目が復活させ、2017年から自社蔵での製造をスタートさせました。ラベルデザインにもこだわった新銘柄の「三好」は、早速メディアでも取り上げられるなど話題を集めています。
「三好 Black 純米吟醸 無濾過生詰」は、はじめは吟醸酒らしいメロンや白い花のような香り、飲んでみると、ふわっとした甘みのなかに柑橘のような風味も感じられます。お米の旨みにフレッシュな酸味がバランスよくのった、食中酒にもふさわしい一本です。
さいごに
そうめんかぼちゃはその昔に中国から伝わったとされています。薬膳の世界でも、身体にうるおいをもたらし、消化を促進してくれるなどの嬉しい働きがある野菜として重宝されています。レタスと合わせると相乗効果で、夏に不足しがちな水分をしっかり補給できますよ。
しらすは、気を補って体内の血の巡りをよくしてくれる食材です。眼精疲労やアンチエイジングにも効果があるといわれているので、気になる方はたっぷりとってくださいね。
次回もどうぞお楽しみに!