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日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ33 青柳とうどのからしマヨネーズ和え

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旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。 薬膳やカラーの発想を取り入れて食卓をつくるフードディレクターとしても活動しながら、大阪にて不定期のバー営業をスタートしました。

この時期、魚屋さんやスーパーマーケットでよく見かける貝類といえば青柳(アオヤギ)。正式名称は「馬鹿貝(バカガイ)」ですが、剥き身のものは一般的に「青柳」と呼ばれることが多いのだとか。家庭でも、酢の物や炒めもの、かき揚げの具材などいろいろな料理にアレンジできる便利な食材です。

今回は、同じく春先に旬を迎える山菜のひとつ、うどと組み合わせた、日本酒にぴったりのおつまみレシピをご紹介します。

青柳とうどのからしマヨネーズ和え

最後に添えた木の芽がアクセント

〔材料(作りやすい分量)〕

  • 青柳(ボイル) 100g
  • うど 50g
  • 炒りごま 適量
  • 木の芽 適量
  • ごま油 適量

〔自家製からしマヨネーズ(作りやすい分量)〕

  • 卵黄 2個
  • 酢 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • 米油 100ml
  • からし 適量
  • 醤油 少々

旬食材で一足先に春を感じて

〔作り方〕

  • 1.自家製からしマヨネーズをつくる。米油以外の材料をボウルに入れて泡立て器でさっと混ぜる。米油を少しずつ加えながらしっかりと混ぜて、白っぽくもったりとした状態になったらできあがり。
  • 2.青柳はキッチンペーパーにのせて水気をふきとる。うどは皮をむいて短冊切りにしてから、酢水に5分ほどさらす。ざるにあげて水気を切る。
  • 3.別のボウルに2の青柳とうど、炒りごま、香りづけのごま油、からしマヨネーズ大さじ2〜3程度を加えてさっと混ぜ合わせる。味をみて足りないようなら、からしマヨネーズをさらに加える。
  • 4.器に盛りつけて、木の芽を添える。

短冊切りでうどの食感を生かす

おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ

食材を和えたまま放っておくと水分が出てきてしまうので、食べる直前に仕上げるのがポイントです。ピリッと辛めの味わいが好きな方は、からしを多めに加えてくださいね。

料理に合わせたい日本酒

美丈夫 特別純米酒〔高知・濵川商店〕

高知を代表する銘柄のひとつ

高知県東部、安芸郡田野町で、少量仕込みや低温発酵にこだわった酒づくりを続けている濵川商店。魚梁瀬地区を源とする奈半利川の伏流水(軟水)で醸す上質な酒が、全国的に高い評価を受けている蔵元です。

メロンのようなフルーティーな香りが特徴の「美丈夫 特別純米酒」ですが、飲み口は柔らかくさらっとしています。甘みと酸味のバランスがとれていて、和食との相性もばっちり。食中酒として楽しむなら、少し冷やして飲むのがベストです。

さいごに

薬膳の世界では、青柳などの貝類は身体の余分な水分をとり、熱を冷ましてくれる性質を持った食材とされています。また、うどは風邪の初期症状や鼻炎、頭痛を緩和してくれるほか、青柳と同様に利尿作用があるため、むくみの解消にも効果的。

春のデトックス食材を上手に取り入れながら、季節の変わりめを元気に乗りきっていきたいものです。

次回もどうぞお楽しみに!

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ライター プロフィール

ゆさ みずあ

ゆさ みずあ

フリーマガジンの編集者、旅行誌の編集者兼ライターを経て、中国・上海にて旅行サイトの記事執筆に携わる。1級カラーコーディネーターと薬膳マイスターの資格を生かし、料理レシピの開発やテーブルコーディネートの提案を行う。お酒(主に日本酒とワイン)が大好きで、食べ飲みあるきも趣味のひとつ。日々の食卓にはお酒を欠かさず、夫とふたりでおいしいものを作り味わうのがライフワーク。酒どころの新潟県新潟市出身。

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