大阪の地酒専門店「山中酒の店」でスペシャルな有料試飲を体験!
掲載
こんにちは!旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあと申します。
現在は、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。
季節の料理とともに、さまざまな日本酒に親しんでいる私たち夫婦。日本酒は一升瓶で買うのが日常なのですが、ネットショップや実店舗で飲んだことのない銘柄を探すのも楽しみの一つです。
今住んでいる大阪にも、地元はもちろん全国のおいしい日本酒を買えるお店がたくさんあります。先日はそのうちのひとつ、有名な地酒専門店「山中酒の店」での有料試飲イベントにふたりで参加してきました!
大阪メトロ御堂筋線「大国町」駅から徒歩約10分のところにある地酒ショップ「山中酒の店」。系列の飲食店も大阪市内に点在しており、大阪の日本酒ファンなら誰もが知っているであろう有名店です。
階段を上がると、広々とした吹き抜けのスペースが。入り口となる左手には試飲室があり、気軽に無料試飲を楽しみながらお酒を選ぶことができます。
私たちが予約していたのは、ひとり2000円でお酒4種と酒肴3品のマリアージュを体験できる「有料試飲」。通常の試飲コーナーではなく店内奥の囲炉裏スペースで、じっくり日本酒と料理を味わえると聞いて、以前から楽しみにしていました。
予約の時間になり、いよいよ有料試飲がスタート! 「酒マリアージュプランナー」と呼ばれるスタッフの女性が簡単な説明をしながら、酒肴とお酒を順番にサーブしてくれます。
酒肴の1品目はセビーチェ。メジナやタイのお刺身と野菜を和えたマリネサラダです。夏野菜のほかキウイも入っていて、爽やかな味わいがこの季節にぴったり。
セビーチェに合わせるお酒は「天青 純米吟醸(神奈川・熊澤酒造)」です。飲み口は柔らかいのですが、魚介や野菜の旨みに負けない芯の強さがあり、アルコール感もしっかりめ。飲んだ後にふんわりと鼻に抜ける吟醸香が心地よい一本でした。
つづく2品目は黒メバルの煮付けです。人気和食店をいくつも展開する同店だけあって、酒肴も本格的! とてもおいしくて、試飲だということを忘れてグイグイと飲んでしまいそうになります…。
2杯目は「遊穂 純米酒(石川・御祖酒造)」を常温でいただきます。おだやかな酸と丸みをおびた口あたりに、ほんのりヨーグルトっぽさも感じる仕上がり。甘さひかえめな黒メバルとの相性はばっちりでした。
早々とお酒がなくなってしまい、3杯目を出していただくことに。「田中六五 糸島産山田錦純米(福岡・白糸酒造)」は、バランスのとれたするする系の食中酒。熱燗にすると香りが立って、また違ったおいしさになります。
酒肴の3品目は、燻製ベーコンと伊賀野菜。ベーコンの旨みが出汁にとけ込んでいて、スープだけでお酒がすすむ! シャキシャキとした食感の青菜もたまりません。
ベーコンに合わせてサーブされたのは、フレッシュな夏酒「奥播磨 夏の芳醇超辛(兵庫・下村酒造)」。華やかだけれど料理の邪魔をしない、洗練された飲み口の純米吟醸酒です。
このほかにも2種類ほど試飲をさせてもらって、有料試飲は終了。ふだん飲まないタイプや期間限定の銘柄などを試せて、大満足。マリアージュを考えながらの食事はとても楽しく、興味深いものでした。
帰る前に、3階フロアの貯蔵室に立ち寄ってショッピング。フロア全体が冷蔵庫になっていて、ありとあらゆるタイプの地酒が並んでいます。私たちは試飲で気に入ったものも含めて、一升瓶を6本購入したのでした…。
さいごに
地酒専門店だからこそ楽しめるスペシャルな試飲体験、おすすめです! お酒や酒肴は季節によって変わるので、何度訪れても新しい発見ができそう。お酒好きの友だちを誘って、何人かで参加するのも楽しいかもしれません。有料試飲の詳細は、同店のウェブサイトをチェックしてみてくださいね。