お酒好きなら一度は行きたい♪京都・嵐山の松尾大社へ
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こんにちは!旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。
最近では、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。
京都・嵐山地区にある松尾大社は、飛鳥時代に建立された、京都最古ともいわれる神社。酒造りの神様を祀る神社として、醸造家や酒造関係の業者たちが全国から足を運ぶことでも有名です。
お酒好きの筆者としても、一度は行っておかなくては! ということで、嵐山観光の際、夫とふたりで参拝してきました。
松尾大社について
松尾大社は、701年(大宝元年)に本殿が建立され、「大山咋神」および「市杵島姫命」を祀る歴史ある神社。室町時代末期以降、「日本第一酒造神」として崇められてきたほか、社殿や神像が多くあり、重要文化財にも指定されています。境内でひときわ目をひくのが、大量に積み上げられた酒樽。これらは全国の酒造家から奉納されたもので、厚く信仰されているようすがうかがえます。
松尾大社を参拝してみました
参拝スタート! 鳥居をくぐって、まずは手水舎で手水をとり心身を清めます。手水舎の近くには「撫で亀さん」が。境内にある「幸運の双鯉」とともに、直接手でふれると健康長寿や家庭円満にご利益があるといわれています。
次に、本殿でお参り。本殿は室町時代に建造されたもので、重要文化財に指定されています。「松尾造り」と呼ばれる様式でつくられており、柱や屋根の装飾、色合いの美しさなども見どころです。
本殿横の廊下をくぐると見えてくるのが、京都三名水のひとつでもある「神泉・亀の井」。松尾山から流れる亀の井の水をお酒に混ぜると腐らないという逸話もあり、酒造家や近隣の人々がこれを求めて列に並びます。別名「よみがえりの水」ともいわれます。
亀の井の奥、松尾山のふもとには「霊亀の滝」があります。鳥居のある滝周辺は、神秘的で厳かな空気に満ちたパワースポット。ちなみに松尾山には、古代に御祭神を祀っていた「磐座(いわくら)」があり、入山許可をもらえば登拝することも可能です。
お酒の資料館もチェック
参拝帰りには、入場無料の「お酒の資料館」にも立ち寄って。入場無料館内には、松尾大社とお酒との関わり、お酒の歴史、酒造りの工程を示したパネルや道具などが展示されています。もちろん、休憩スペースとしても利用できます。
最後は、資料館となりのおみやげショップをのぞきつつ、入り口付近のお店で「酒まんじゅう」や「酒せんべい」などのおやつを購入して味わうのもおすすめです。
さいごに
いかがでしたでしょうか? 敷地内には、ほかにも庭園や神像館などのんびり巡れるスポットがいっぱい。また、「樽うらない」と呼ばれる、弓矢を使ったユニークなおみくじも体験できます。京都に旅行や観光でお出かけする際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。