日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ17 ぎんなんとれんこんの素揚げ
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旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。 現在は、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。
寒い夜は、熱燗を片手におうち晩酌を楽しむのが幸せですよね。旬の食材を生かした簡単メニューを作るなら、シンプルな素揚げはいかが? 油でさっと揚げてから、産地や製法にこだわった上質な塩をふりかけるだけで、最高においしいおつまみになるんです。
ぎんなんとれんこんの素揚げ
日本酒がすすむスピードおつまみ
〔材料(作りやすい分量)〕
- ぎんなん 10〜15粒
- れんこん 100g
- 米油(サラダ油でもOK) 適量
- 塩 少々
どちらも身体に良いヘルシー食材
〔作り方〕
- 1.ぎんなんの殻むきをする。ペンチなどで上下の尖った部分にヒビを入れてから、殻と薄皮をむく。
- 2.れんこんの皮をむき、好みの厚さに切る。水にさらしてからキッチンペーパーで水気をとる。
- 3.鍋に米油を入れて熱する。ぎんなんとれんこんをそれぞれ素揚げする。
- 4.ぎんなんとれんこんを引き上げて油を切る。熱いうちに塩をふりかける。
丁寧な殻むきがおいしさの決め手
おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ
油は少なめに、揚げ焼きにするくらいの感覚で十分おいしくできます。ぎんなんは、黄色〜翡翠色に変われば食べごろです。れんこんは好みの固さに仕上げてくださいね。また、塩に加えて粉山椒やアオサをふりかけても美味。
料理に合わせたい日本酒
開運 特別純米〔静岡・土井酒造場〕
祝いの席にもぴったりのボトル
静岡県掛川市で1872年(明治5年)に創業という古い歴史を持ち、全国屈指の名酒蔵である土井酒造場。伝説の杜氏・波瀬正吉氏による伝統的な酒造りの技術は、現在では若き5代目蔵元に受け継がれています。
代表的な「開運」シリーズから、スタンダードな特別純米酒をチョイスしてみました。兵庫県特A地区産の山田錦を55%まで磨いて醸しているそうで、お米の旨みとキレのある飲み口を堪能できる一本です。軽やかなのにコクもあり、最後の一滴まで飲み飽きません。
さいごに
ぎんなんもれんこんも、薬膳の世界では身体に良い食材として親しまれています。
ぎんなんは、咳や喘息を抑えたり疲労を回復させるなどの効果がありますが、食べすぎると中毒症状を起こすので1日10個ほどにひかえておきましょう。
れんこんは、胃腸の調子をととのえてくれるほか、風邪やむくみ、肌あれを予防するなど嬉しいことづくめ。今の時期には特に、積極的にとるようにしたいものです。
次回もどうぞお楽しみに!
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