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日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ16 かぶのすり流し

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旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。 現在は、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。

イベントつづきの年末年始は、お酒や食事を楽しむ機会が増える反面、体調も崩しやすいもの。おうちでのんびり過ごせる日は、野菜をすりおろしてだしとともにいただく「すり流し」で、胃腸を整えてみませんか? 今回は、お酒にも合うようにひと工夫を加えた、冬らしいすり流しのレシピをご紹介します。

かぶのすり流し

日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ16 かぶのすり流し

ごま油と桜えびで香ばしさをプラス

〔材料(作りやすい分量)〕

  • かぶ 150g
  • だし汁(かつおと昆布)2カップ強
  • 塩 小さじ1
  • うすくち醤油 小さじ1/2
  • かぶの茎 適量
  • こいくち醤油 少々
  • みりん 少々
  • 炒りごま 適量
  • 山椒 適量
  • 桜えび 適量
  • ごま油 少々

日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ16 かぶのすり流し

かぶは白くツヤのあるものを選んで

〔作り方〕

  • 1.かぶは皮をむいてすりおろし、ざるにあげてしばらく水気を切る。
  • 2.フライパンにごま油を入れて熱し、かぶの茎を炒める。しんなりしたらこいくち醤油とみりんを加えて、味をなじませる。仕上げに炒りごまと山椒をふる。
  • 3.鍋にだしを入れて沸騰させる。1のかぶと塩、うすくち醤油を加えて軽く混ぜ、中火で5分煮る。
  • 4.器に3を盛り付け、2のかぶの茎と桜えびをトッピング。最後にごま油を少しだけたらす。

日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ16 かぶのすり流し

不要な水分を切っておくのがポイント

おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ

すり流しはシンプルに野菜とだしだけでも十分なのですが、レシピのように桜えびやごま油を加えたり、味噌を溶いて濃厚な仕上がりにしても美味。かぶは茎や葉も捨てずに調理することで、おつまみやトッピングにアレンジできます。

料理に合わせたい日本酒

百十郎 純米吟醸 G-mid〔岐阜・林本店〕

百十郎 純米吟醸 G-mid〔岐阜・林本店〕

「隈取り」がトレードマーク

樽熟成酒や低アルコールの純米酒など、新しいスタイルにもチャレンジしながら日本酒造りを続ける岐阜の林本店。代表銘柄の「百十郎」シリーズから、辛口の純米吟醸酒「G-mid」をセレクトしてみました。
アルコール感が高めで、どことなくワインを飲んでいるようなイメージ。優しく繊細な香りにビターな甘さ、酸味が加わり、飲んだ後も余韻が感じられます。前菜や軽めの魚介料理にも合いそうです。

さいごに

薬膳では、かぶはお腹を温めてくれるほか、消化不良や膨満感の解消に効く食材とされています。また、白い野菜には肺を補うはたらきがあり、喉の痛みや咳にも効果的。
外食やごちそうも、毎日つづくと身体に負担がかかってしまいます。疲れがたまっているかも?と思うときは無理せず、おうちごはんで体調をととのえましょう。
次回もどうぞお楽しみに!

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ライター プロフィール

ゆさ みずあ

ゆさ みずあ

フリーマガジンの編集者、旅行誌の編集者兼ライターを経て、中国・上海にて旅行サイトの記事執筆に携わる。1級カラーコーディネーターと薬膳マイスターの資格を生かし、料理レシピの開発やテーブルコーディネートの提案を行う。お酒(主に日本酒とワイン)が大好きで、食べ飲みあるきも趣味のひとつ。日々の食卓にはお酒を欠かさず、夫とふたりでおいしいものを作り味わうのがライフワーク。酒どころの新潟県新潟市出身。

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