日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ1 なすと香味野菜のからし醤油和え
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はじめまして。
旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあと申します。
最近では、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。
大学時代から日本酒が大好きで、旅先で出合うおいしいごはんと地酒を味わうのが趣味のひとつでした。
結婚した今も、日々の晩酌は欠かせません。また週末には、夫婦ふたりでのんびり料理をつくり、お酒を飲みながらおしゃべりをしています。
日本酒に合う料理というと、どんなものを想像するでしょうか?お刺身、お浸し、塩辛にエイヒレ…。
辛党の私自身も大好きなものばかり。でも、日本酒に合う料理はそれだけではありません。
旬の野菜や魚介を主役にしたり、洋食材やスパイスを取り入れてみたり。まずは先入観にとらわれず自由に料理を楽しんで、お酒と合わせてみましょう。
難しいようでいて意外と懐の深い日本酒の魅力を、改めて実感できるはずです。
なすと香味野菜のからし醤油和え
今が旬の野菜を使って、晩酌にぴったりのおつまみを
〔材料(作りやすい分量)〕
なす 1個
みょうが 1個
大葉 2枚
醤油 大さじ1
練りからし 小さじ1
すりごま 大さじ1
炒りごま 適量
グレープシードオイル(なければサラダ油でもOK) 適量
ごま油 適量
量はだいたいでOK。好きなものは多めに用意しても
〔作り方〕
- 1. なすは食べやすい大きさに細切り、みょうがは千切りにして水にさらし、ペーパータオルで水気をとる。大葉も千切りにする。
- 2. タレを作る。醤油に練りからしを溶かし、すりごまとごま油を加えて混ぜる。
- 3. フライパンにグレープシードオイルを熱し、なすを入れて、油がなじむように炒める。身がとろりとしたらボウルにうつす。
- 4. 3のボウルにみょうが、大葉、タレを入れてさっと混ぜ合わせる。器に盛り、炒りごまをトッピングする。
なすがまだ熱いうちにタレを混ぜ合わせると、よく味が染み込みます
おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ
すりごまと炒りごまのダブル使いで、風味と食感にアクセントを加えるのがポイント。タレにごま油をひとたらしすると、さらに味がまとまります。
ゆでた鶏ささみや薄切りの豚肉などをプラスして、ごはんやそうめんの上に盛りつけると、主食としてさっぱりいただけます。
料理に合わせたい日本酒
麒麟山 吟醸 ピンクボトル 〔新潟・麒麟山酒造〕
可愛らしいピンク色のボトルは、昼間が似合うさわやかなイメージ
新潟出身の私にとってはとても身近なお酒である、麒麟山。シンプルなラベルが素敵なカラーボトルシリーズから、吟醸(ピンクボトル)をチョイスしてみました。
淡く柔らかな口当たりと、儚げな上品さをたたえた香りが魅力的です。決して甘いわけではないのに女性らしい、水彩画を思わせるほのかなお米の味わい。
トロリとした食感のなすや香味野菜のほろ苦さに、優しく寄り添ってくれるようなイメージです。
私が学んでいる薬膳の考え方では、なすは身体の熱を冷ますもの。これからの季節にもぴったりです。
また、みょうがは血の巡りを良くしてくれて、大葉は胃腸の働きを回復し、食欲増進の作用があるともいわれています。
このように、季節に合わせて旬の食材を選びながら、心身をバランスよくととのえていきたいものですね。
今後も、ヘルシーだけれどついお酒に手が伸びてしまう、粋なおつまみレシピをご紹介していきたいと思います。
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麒麟山 ピンクボトル 吟醸 720ml
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