日本酒好きなあなたに酔い情報をお届け

MENU

日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ29 安納芋と鶏の味噌クリームチーズ和え

掲載

旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。 現在は、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。

肌寒い季節に食べたくなるものといえば、さつまいも! 焼きたてのアツアツをほおばると、ほっとする素朴な甘さに癒されます。今回は、さつまいもの中でも濃厚な甘みが特徴の安納芋を使い、こっくりとした味わいのおつまみを作ってみました。

安納芋と鶏の味噌クリームチーズ和え

あたたかいうちに食べるのがおすすめ

〔材料(2人分)〕

  • 安納芋 1本(200g)
  • 鶏もも肉 1枚
  • 塩 少々
  • ブラックペッパー 少々
  • 米油(サラダ油でもOK) 適量
  • アーモンドスライス 適量

〔味噌クリームチーズ(作りやすい分量)〕

  • クリームチーズ 50g
  • 味噌 大さじ1/2
  • 牛乳 大さじ1〜2(お好みで)

種子島の特産品として人気

〔作り方〕

  • 1.味噌クリームチーズをつくる。クリームチーズを細かくカットして器に入れ、室温に戻してから味噌を加えてよく混ぜる。牛乳を少しずつ加えて混ぜながら、好みの固さになるまでのばす。
  • 2.安納芋は皮をむいて、厚さ1.5〜2cmの半月状にカットする。鶏もも肉も食べやすい大きさにカットする。
  • 3.フライパンに米油を熱し、安納芋の両面を中火でこんがりと焼く。鶏もも肉を加えて塩をふり、蓋をしたら弱火で5分蒸し焼きにする。
  • 4.蓋をとって、中火で水分を飛ばしながら焼く。味噌クリームチーズを大さじ1〜2ほど加えて混ぜ合わせ、味をみてさらに加える。
  • 5.4を器に盛りつけて、アーモンドスライス、ブラックペッパーをトッピングしたら完成。

こんがりと焼き目をつけて

おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ

安納芋の甘みを引き立てるために、塩はひかえめ、ブラックペッパーは多めにふりかけるのがポイント。安納芋以外のほかのさつまいもや、じゃがいも、かぼちゃなどでもおいしくできますが、塩やブラックペッパーの量は味をみて調整を。

料理に合わせたい日本酒

萩の鶴 特別純米酒 秋あがり〔宮城・萩野酒造〕

紅葉をあしらった秋らしいデザイン

1840年(天保11年)の創業以来、宮城県栗原市で伝統的な酒づくりを続ける「萩野酒造」。筆者が仙台に住んでいた頃からお気に入りの銘柄「萩の鶴」に、季節限定の「秋あがり」が登場しました。

飲み口は熟成酒らしくまろやかで、すっきりとした旨みになめらかな酸がとけ込んでいます。フレッシュな香りと舌に残るほんのりビターな味わいが、心地よい余韻を感じさせてくれるはず。個人的には常温がおすすめですが、お燗にしても違ったおいしさを楽しめます。

さいごに

安納芋をはじめ、さまざまな品種で味の違いを楽しめるさつまいも。薬膳の世界では、腸内環境をととのえてむくみを解消してくれる、秋によい食材とされています。

さつまいもと鶏肉はともに、食欲不振や疲れにも効果的。風邪気味のときはもちろん、エネルギー不足が気になる方も、積極的に取り入れてみてくださいね。

次回もどうぞお楽しみに!

ご紹介した商品は楽天で購入できます


萩の鶴 特別純米酒 秋あがり 720ml
ご購入はこちら
酒蔵レポート
日本全国酒蔵レポート/「来楽」茨木酒造(兵庫県明石市)

「来楽」茨木酒造(兵庫県明石市)

「来楽」をかもす茨木酒造は、1848年(嘉永元年)創業。今回お話しをうかがった茨木幹人(みきひと)さんで、9代目を数えます。
日本全国酒蔵レポート/「灘菊」灘菊酒造(兵庫県姫路市)

「灘菊」灘菊酒造(兵庫県姫路市)

「灘菊」「MISA33」「蔵人」をかもす灘菊酒造は、1910年(明治43年)に川石酒類(資)として創業。2010年に100周年を迎えました。
地元の米で、水で、人で、つくる酒「賀儀屋」の蔵訪問/成龍酒造

「賀儀屋」成龍酒造(愛媛県西条市)

蔵がある西条市は、愛媛県のなかでも南に位置をし、「うちぬき」がある水の都として有名な場所。石鎚山の伏流水が吹き出すことからこの土地の水は、”打ち抜き水”と呼ばれています。
中沢酒造株式会社(神奈川県足柄上郡)

中沢酒造株式会社(神奈川県足柄上郡)

神奈川の丹沢山系の麓、松田でお酒を醸していらっしゃる中澤酒造さんにお邪魔しました。
中沢酒造株式会社(神奈川県足柄上郡)

豊島屋酒造(東京都)

東京都東村山市にある【豊島屋酒造】さんにお邪魔しました。

ライター プロフィール

ゆさ みずあ

ゆさ みずあ

フリーマガジンの編集者、旅行誌の編集者兼ライターを経て、中国・上海にて旅行サイトの記事執筆に携わる。1級カラーコーディネーターと薬膳マイスターの資格を生かし、料理レシピの開発やテーブルコーディネートの提案を行う。お酒(主に日本酒とワイン)が大好きで、食べ飲みあるきも趣味のひとつ。日々の食卓にはお酒を欠かさず、夫とふたりでおいしいものを作り味わうのがライフワーク。酒どころの新潟県新潟市出身。

旅のあと ふたりのレシピ
Twitter
Instagram

カテゴリー