長岡市・栃尾名物「油揚げ」と専用日本酒のマリアージュ
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こんにちは!旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあと申します。
薬膳やカラーの発想を取り入れて食卓をつくるフードディレクターとしても活動しつつ、大阪にて不定期のバー営業を始めたりしています。
「栃尾の油揚げ」の魅力を引き出すお酒
新潟で生まれ育った筆者にとってなじみ深い食材のひとつに、長岡名物の「栃尾の油揚げ」があります。先日新潟に帰省した際に、この栃尾の油揚げのためにリリースされたという日本酒「舞鶴 鼓 鶴と油揚げ」を発見! さっそくそのマリアージュを試してみることにしました。
酒蔵紹介
栃尾の油揚げ専用日本酒「舞鶴 鼓 鶴と油揚げ」をつくっているのは、長岡市六日市町に蔵をかまえる恩田酒造。代表銘柄は「舞鶴」で、精米歩合や季節に合わせて多彩なバリエーションがそろいます。
越後山脈のすぐ麓に流れる豊富な地下水と自社栽培の米を使って醸すお酒はどれも、素朴ながら力強い味わいです。
ボトルのデザインにも注目
「舞鶴 鼓 鶴と油揚げ」のボトルには、油揚げを背負いながら日本酒を楽しむ鶴のイラストが描かれていてとってもキュート。
精米歩合は68%で、薬味をのせたシンプルなものからパンチの効いた食材をはさんだものまで、どんなタイプの油揚げにも合うようすっきり辛口に仕上げてあります。
栃尾の油揚げについて
長岡市栃尾地区の豆腐店で伝統的につくられている「栃尾の油揚げ」。肉厚でずっしりと食べごたえがあり、ジャンボサイズなのが特徴です。一度これを味わうと、普通の油揚げでは物足りなくなってしまうほどおいしいのです!
今回は新潟のアンテナショップに立ち寄り、合わせる具材として新潟納豆も一緒に購入してきました。
好みの具材をサンド
厚みがありジューシーで、焼く、煮る、炒めるなど自由にアレンジできるのが栃尾の油揚げの魅力。地元では、真ん中から切り開いて具材をはさむのがスタンダードです。
具材は、ねぎ、納豆、明太マヨネーズ、キムチ…おにぎり感覚で、好みのものを入れてください。写真のように、半分は炒りごま入り新潟納豆、もう半分は大葉と神楽南蛮味噌をはさむなどして、2種類のおいしさを楽しむのも良いアイデア。トッピングには、ねぎ、かつおぶし、刻みのりを添えて。
食べ方に合わせて温度帯をセレクト
油揚げを焼いてそのまま食べるなら冷やでいただくのがベストですが、具材を中にはさむときは燗酒にするのがおすすめ! まろやかな味わいになるほか、お米の香りとコクをよりダイレクトに感じられます。
さいごに
栃尾の油揚げ、「舞鶴 鼓 鶴と油揚げ」はともに新潟県内の各所や新潟アンテナショップなどで購入できます。またオンライン販売もされているので、ぜひインターネットでもチェックしてみてくださいね。