日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ21 若竹煮
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旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。 現在は、薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。
今の時期にぜひ味わっておきたい食材といえば、たけのこ! スーパーなどでは1年中手に入る食材ですが、採れたてのたけのこのおいしさはやはり格別です。今回レシピでご紹介する煮物はもちろん、炒めもの、炊き込みごはんなど多彩な調理で、その香りと甘みを存分に楽しんでみませんか?
若竹煮
春を感じる和食の定番メニュー
〔材料(作りやすい分量)〕
- たけのこ(茹でたもの) 150g
- 生わかめ 30g
- だし 400cc
- 塩 少々
- うすくち醤油 大さじ2
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 木の芽 適量
- 飾り用の麩(あれば) 適量
朝堀りのたけのこがおすすめ
〔作り方〕
- 1.たけのこを、穂先部分はくし切り、根元部分は厚さ1.5cmの半月切りにする。わかめはさっと洗い、適当な大きさにカットする。
- 2.鍋にたけのこ、だし、塩を入れて強火にかける。煮立ったらアクを取り除き、うすくち醤油、酒、みりんを加える。
- 3.再び煮立ったら弱火にして、10〜15分煮る。わかめを加えてさっと煮たら火を止める。
- 4.器に盛りつけて、木の芽と飾り用の麩をトッピングしたらできあがり。
強火で煮立ててアクをとるのがコツ
おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ
わかめは乾燥タイプではなく生のものを使うとシャキシャキとした食感を楽しめます。トッピングには木の芽やカラフルな飾り麩のほか、茹でた絹さやや飾り切りしたにんじんで彩りを添えるのもおすすめです。
料理に合わせたい日本酒
麒麟山 ぽたりぽたり きりんざん 越淡麗〔新潟・麒麟山酒造〕
地元阿賀町産の越淡麗を使用
「日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ1 なすと香味野菜のからし醤油和え」でも取り上げた麒麟山酒造から、酒米「越淡麗」を使って仕込んだ純米吟醸生原酒をピックアップしてみました。
筆者がもともと大好きな「ぽたりぽたり」シリーズですが、酒米「五百万石」使用のグリーンボトルとはまた違った、マイルドでふんわりとした味わい。しぼりたて生酒らしいフレッシュさとおだやかな酸味が全面に出ていて、こちらも好みです。キリッと冷やして、たけのこや山菜に合わせていただくと最高です!
さいごに
薬膳の考え方では、たけのこは身体の余分な熱をとり、利尿作用でむくみを解消してくれるほか、食物繊維が豊富に含まれていることから便秘解消にもよい食材とされています。水溶性食物繊維が豊富なわかめと併せて食べると、より効果的ですよ。
次回もどうぞお楽しみに!
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麒麟山酒造 純米吟醸原酒生 ぽたりぽたりきりんざん 越淡麗1.8L
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