札幌観光の前に景気づけの一杯!駅ナカで日本酒が楽しめる「アテニヨル」
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札幌駅、PASEO WESTの1階にある「アテニヨル」。
札幌駅の改札を出てすぐのところにある。今この記事は渋谷で書いているけれど、PASEOの文字を見た瞬間気持ちは北海道。道民の心の中に、いつまでもあり続けるPASEO…。
そんなPASEOの中にある「アテニヨル」では、真昼間から日本酒が楽しめる。大通公園やテレビ塔へ観光に行く前に、サクッと飲んでから向かうとさらに楽しくなっちゃうかも…?
入り口に立てかけられていた「アテニヨルの黒おでん」。この日は暑かったけれど、こんな素敵なおでんを見せつけられたら食べるしかない。
店内はカウンターとテーブル席があり、だいたい24席ほど。カウンターに座ると、なにやら干された魚が…。なんなんだろう。ヒラメかな。知らんけど。
ヒラメを眺めつつ、今日の一杯目を吟味。美味しい日本酒を飲むために、朝起きたときから水分はなにも取っていない。そろそろ私が干からびそうだ。
北海道マークが付いているのは、北海道の日本酒らしい。せっかく北海道にいるのだから、一杯目はマーク付きの「北の錦」を。
ワイングラスで飲む日本酒、なんだかおしゃれ。
北の錦は、栗山町にある小林酒造で作られている。「栗山町はいつも車で通過しかしないけれど、酒造があるんだなあ」と思いながら、ぐいっと一口。
結構さっぱりした味。何かに例えるなら、いろはすのアルコール味みたいな。これはグイグイいけてしまう。
おつまみは、いぶりがっこのクリームチーズのやつ。普通に考えて、外さない最高の味。たまらん。
いぶりがっこをガコガコ食べていたら、アテニヨルの黒おでんも登場!
本当に汁が黒い!大根にしみしみ!
九州の刺身醤油を継ぎ足しながら作っているから、こんなにも黒いらしい。
大きな大根が、立派な大根が。そびえ立っている…。
中までしみしみ。最高。日本酒に合いすぎた。柚子胡椒単品を舐めながら酒を飲むのも最高。なので、次も頼んじゃう。
千歳鶴の「なまら超辛」。辛口好きとしては、「なまら超辛」なんて言われたら頼まないわけにはいかない。
もう、ただの水でしかない。爽やかな水。北海道の水道水みたいなもんだわこれ。全然アルコール臭さを感じない。
黒おでんも美味しすぎるし、なんかもうマジでここを拠点に札幌をウロウロしたら完全に幸せになれると思う。幸せになりたいっすね。
札幌って、すすきのがある時点で酒飲みに優しい街。あとは性にも寛大(?)な街。ご飯も美味しいし、道は広いし、人も優しい。だけど一番嬉しいのは、やっぱり酒飲みを受け入れてくれるところ。
札幌で、これからのアルコールパラダイスの1軒目を飾るのにふさわしい「アテニヨル」。ぜひ。