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北海道の地酒を味わう!さっぽろ雪まつりで勝手に日本酒カーニバル

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今は関東に住んでいるけれど、元々は北海道民の私。

北海道に住んでいるときは「毎年寒いのに良く行くよなあ」「インフルエンザ製造工場」くらいにしか思っていなかった。しかし、毎年雪が降る環境から離れたせいか、ホームシックだったのか。なぜか今年は冬の帰省を決め、さらに「雪まつりに行こう!」と思いついてしまったのだ。

そして、酒好きの私の元に、さっぽろ雪まつりでは、北海道の地酒をたくさん飲めるとの情報が入る。健康な肝臓を不健康にしてやるぜ!と小躍りをして、お金を握りしめて。

いざ!さっぽろ雪まつりへ!

北海道の地酒を味わう!さっぽろ雪まつりで勝手に日本酒カーニバル

さっぽろ雪まつりの会場は、メイン会場である「大通公園」と、少し離れたところにある「つどーむ会場」。今回は札幌駅を出て、約10分ほど歩いたところにある「大通公園」へ向かう。

−4℃の表示にも関わらず、関東の方が寒いのでは?と思ってしまうほど、やわらかな日差し。ビル風がないだけで、こんなにも変わるものか。北海道最高。

北海道の地酒を味わう!さっぽろ雪まつりで勝手に日本酒カーニバル

会場内は一方通行。人の流れに沿って歩く。タイミングによっては外国人観光客がほとんどで、聞こえてくる言語は日本語が少ないときもあった。
大きな声で下ネタを言っても、きっと大丈夫。

北海道の地酒を味わう!さっぽろ雪まつりで勝手に日本酒カーニバル

大通公園会場では、西1丁目〜12丁目の約1.5kmに渡り、雪像やグルメ屋台が並ぶ。

北海道ならではの海鮮グルメやお肉。寒い体を温めてくれるホットウィスキーなど、誘惑してくるものばかり。しかし、私は今日は地酒を楽しみに来たのだ!地酒以外は飲まないぞ!そんな強い意思を持って、生ビールを素通り。今度迎えに来るからね。

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程よい寒さ、青空。お酒を飲むのには最高のシチュエーションすぎる。

北海道の地酒を味わう!さっぽろ雪まつりで勝手に日本酒カーニバル

本日のメイン会場「北海道地酒 ショット&ボトル販売所」に到着。
プ、プレハブ小屋だねえ…と思いながら入り口の扉を開けると…

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お酒を求めて雪道を歩いてきた猛者たちが勢揃いしている。

中に足を一歩踏み入れた瞬間、お酒の匂いがすごい!匂いだけで酔いそう。この空気を持って帰って香水にしたいくらい。幸せ空間。木の城たいせつ。

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長机に目一杯並べられる地酒たち。雪まつり最終日だったこともあり、品切れのお酒が何種類かあった。

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数が多すぎて選べない!と、ウロウロすること5分。

北海道の地酒を味わう!さっぽろ雪まつりで勝手に日本酒カーニバル

「ラベルがかわいい!」という単純な理由で、本日の一杯目は「純米雪中貯蔵酒 雪のゆりかご」!君に決めた!

雪の中で大切に育てたお酒とのこと。箱入り娘、美味しくいただきます。

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ショット1杯200円で味わえる「雪のゆりかご」。ストーブの前でクイっと一口。

飲みやすすぎる…!
こんなに甘い日本酒、初体験。まろやかというか、角がないというか。嫌なアルコール感もなく、冷えた体に優しく酒が染み渡る…。幸せ…。

「酒が飲みたくて飲みたくて仕方がない!」ときではなく、「今日はしっぽり飲みたいわ♡」というときに飲みたいお酒。家に常備しておきたいなあ。

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「雪のゆりかご」を飲み干して、次は何を飲もう…と悩んでいると、「2017年に発売したばかりの国士無双がある」との会話が耳に飛び込んで来る。新しいもの好きとしては見逃せない!ということで、国士無双の新ラインナップ「純米吟醸酒 国士無双」をチョイス。

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お姉さんにお酒を注いでもらい、

北海道の地酒を味わう!さっぽろ雪まつりで勝手に日本酒カーニバル

十分に体が温まったので、雪像を見ながら一杯。国士無双と聞くと辛口のイメージが強いけれど、「純米吟醸酒 国士無双」は辛口のイメージを覆す。想像の5倍は甘い…!

「雪のゆりかご」ほど甘くないけれど、それでも十分甘い。そして匂いがすっきり爽やかフルーティー。マイナスの気温の中で飲む国士無双、最高。

しかし、雪の大地北海道は寒い。温まったとはいえ、10分もしないうちに体が冷えたので、プレハブにいそいそと戻る。

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「寒かったでしょう。この飲み物はホカホカだよ」と、湯気でアピールをして来る熱燗。こんなにアピールしてくれるお酒を飲まないなんて。

据え膳飲まずは女の恥。熱燗、いきましょう!

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紙コップに注がれていくのは「からくち純米 柴田」。札幌の地酒のブランド「千歳鶴」の中のひとつ。創業者である柴田與次右衛門(しばたようじえもん)の名前を冠した、千歳鶴の自信作だ。
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酔っ払っていたのか、いつの間にか持っていたズワイ天と一緒に。
「からくち純米 柴田」いただきます!

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紙コップだからか、口をつけようとした瞬間の風味がヤバイ…!飲んでいないのに、飲んだ気持ちになる。

クッと一口。さっきまで飲んでいた「雪のゆりかご」「国士無双」とは全然違う、まさしく辛口なお酒。グォォォォと喉を痛めつけ、酒が胃へ落ちていくのがわかる。アルコールの回りをギンギンに感じる。

ズワイ天がおつまみにちょうど良すぎて泣きそう。最高の組み合わせ。これが大人になるということなんだなあ。

子どもの頃は全然魅力を感じていなかったけれど、大人になってお酒が好きになって。前よりも北海道の楽しみ方を知って、より地元を好きになった1日。次は、どんなお酒を飲みに帰省しようかな。

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ライター プロフィール

吉川真緒

吉川真緒

自称天才ライター・カメラマンの吉川真緒です。
好きなお酒は日本酒と焼酎とクラフトビール。お酒が好きなのに、あまり強くないのが悩み。酔っ払うとすぐに寝るタイプです。最近飲みすぎたのか、太りました。酒を飲みながらできるダイエットないかなー。
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