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地上80m神戸ポートタワーで日本酒を楽しむ清酒ラウンジ「SAKE TARU LOUNGE」オープン!

掲載

2019年6月1日(土)、神戸ポートタワー展望3階に「SAKE TARU LOUNGE」がオープンされた。神戸ポートタワーを活用した魅力発信の実験第1弾として企画したもので、日本を代表する酒処「灘五郷(なだごごう)」の日本酒や、世界初のスタイルとなる日本酒を地上80mで楽しめる廻る清酒ラウンジが特徴だ。

神戸の魅力発信プロジェクト第一弾として

清酒ラウンジ「SAKE TARU LOUNGE」の背景には、神戸の街としての価値向上を目的としたPR活動「神戸ポートタワーを活用した神戸のまちの価値向上」が関係している。

神戸には、神戸牛をはじめ、世界に誇る酒処・灘五郷、日本で最古のゴルフ場、日本で最初のコーヒー文化発祥、日本で最初の紅茶文化発祥、日本における豚饅頭発祥地など、多くのオリジナル文化を持っている。その象徴である「神戸ポートタワー」を活用して、神戸の魅力を発信する実験を今後実施していく予定だという。

「SAKE TARU LOUNGE」の目玉

①日本酒サーバー

日本酒に窒素ガス(Nitrogen/ナイトロジェン)を充填しながら専用のサーバーから注ぐ新しいスタイルの日本酒を提供。地元スイーツとのペリングも堪能できる。

②世界に誇る「灘の酒」理由を体感できるその眺望

江戸時代から続く日本一の酒どころ「灘」。灘五郷と呼ばれ、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の総称だ。灘五郷が栄えた大きな理由としては「冬は六甲おろしが吹き付け寒気が厳く酒造りに適した気候だったこと」「関西地方には奈良時代から続く酒造ノウハウが蓄積されていたこと」「酒造りに滴つぃた宮水とよばれる硬水があったこと」「六甲山の急流を利用した水車を用いて、精米が容易にできたこと」「経済の中心地・大阪に近く、江戸まで酒を運ぶための樽廻船航路が設定しやすい立地にあったこと」などが挙げられる。この地においしい酒をもたらしてきた、六甲山などの景色を眺めながら、灘の酒を楽しむことができる。

③酒蔵で使用されていた酒樽をふんだんに活用した内装

店内には実際に使用されていた酒樽を再活用。巨大な酒樽の中にいるような雰囲気に仕上げている。“SAKE TARU ウォール”のほか、“SAKE TARU チェア”や“SAKE TAGA シャンデリア”など、日本酒をより身近に感じるような内装だ。また入り口の扉は、2016年に解体された 神戸の代表的な建築であった旧三菱銀行神戸支店(ファミリアホール)で使用されていた重厚感のある扉を再活用している。

ドリンク&フードメニュー

  • 〈アルコール〉
  • ・「灘五郷」全蔵の日本酒
  • ・ナイトロ ・サケ ・サーバーから注ぐ日本酒
  • ・日本酒カクテル(老舗バーとのコラボレーション企画中)
  • 〈ノンアルコール〉
  • ・甘酒シェイク(ホワイトパールタピオカをトッピング)
  • ・甘酒:灘五郷の酒蔵の甘酒
  • ・ミネラルウォーター(日本の水百選に選ばれた布引の水を入れたもの)
  • 〈食事〉
  • ・チョコレート(新進気鋭のショコラティエ『JHOICE』丈池武志氏による「SAKE TARU LOUNGE」オリジナル。日本酒との相性の良いチョコレート3種類)
  • ・チーズ(『ランス』店主・福田友一氏が厳選したオリジナルチーズ)
  • ・甲南漬
  • ・週替わりのお惣菜(「日本酒には食」という固定観念にとらわれず、神戸の飲食店のお惣菜やおつまみをさまざまなジャンルから週替わりでセレクト)

灘五郷の酒蔵一覧

  • ◆西郷
    「金盃」「沢の鶴」
  • ◆御影郷
    「白鶴」「菊正宗」「剣菱」「戎面」「福寿」「仙介・琥泉」「大黒正宗」「甲南漬」
  • ◆魚崎郷
    「千代田蔵」「松竹梅」「浜福鶴」「櫻正宗」
  • ◆西宮郷
    「日本盛」「灘自慢」「喜一」「金鷹」「白鷹」「白鹿」「灘一」「寳娘」「島美人」「德若」
  • ◆今津郷
    「大関」「扇正宗」
    • <「SAKE TARU LOUNGE(サケタルラウンジ)」概要>
    • 場所:神戸ポートタワー展望3階回転フロア
    •  〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町5-5
    •  ※展望階へはタワー入場料が必要
    • オープン日:2019年6月1日(土)
    • 営業時間:6月~11月・3月 10:00~21:00(L.O.20:30)、
    • 12月~2月 10:00~19:00(L.O.18:30)
    • 電話番号:080-9026-9154
    • 「SAKE TARU LOUNGE」公式サイト
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ライター プロフィール

日本酒ライター 友美

関友美

日本酒ライター/コラムニスト/唎酒師/フリーランス女将/蔵人
「とっておきの1本をみつける感動を多くの人に」という想いのもと、日本酒の魅力を発信するさまざまな活動をおこなっています。 全国の酒蔵を巡り取材をしWebや雑誌への記事執筆、カルチャースクールのセミナーや講演、酒蔵での酒づくり、各地の酒場での女将業など、場所と手段を超えて日本酒のおいしさと、地域文化の魅力を伝えています。北海道出身。東京と兵庫の二拠点生活中。
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