シュキ買いのススメ②(酒器買いのススメ) ~「ティファニーで日本酒を」タンブラー編~
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シルクプリントで T&CO のロゴを描いたコレクション。エレガントでカジュアルなフォルム。個人的には大吟醸酒(純米大吟醸含む)を飲むために作られたタンブラーと私は信じています。では、機能性、フォルムなど、四点からその素晴らしさを考察してみたいと思います。
では、「ティファニーで日本酒を」
①ステムなしについて
気軽に美味しく日本酒を楽しむ為には、また、日本の食卓や和のお膳に合うようにするには、ステム(ワイングラスの脚)がない方がよいと思います
②色を見る。
日本酒通の方はワインと同じように注いだばかりの日本酒の色が、日本酒の最初の楽しみです。ステムなしグラスは視界を遮るものがありません。360度どの角度からも色合いをチェックできます。
本格的なテイスティングでは白い布を当てたりすることもあるようですが、ステムなしグラスはグラスを明るい光に当てて、上下左右透かして見るだけで微妙な色合いを見ることができます。微妙な発泡も見逃しません。
③香りを楽しむ。
また、大吟醸酒(純米大吟醸含む)の香りを立たせるためにスワリングする方も多いと思います。しかし、ワイングラスをソムリエのようにくるくる回すのは、簡単なようで実はちょっと難しくありませんか?
回す力がステムの方に逃げてしまってうまく回せず、お酒をこぼしたり、ステムをテーブルにぶつけて折ってしまったりしたという話も時々聞きます。
ステムなしグラスはそのような心配は一切なく、グラスを回す力を微妙にコントロールできるので、気軽にテイスティングすることができます。
薄手のガラスは繊細でエレガントな雰囲気があります。下が膨らんでいるので香りが留まりやすいところも魅力です。
④フォルム
フォルムの美しさ、グラスの透明感はお墨付き。いつまでも眺めていたい美しさです。エレガントでカジュアル、もうお酒を飲む前に心地よく良いそうです(笑)
最後に「ティファニーで日本酒を」実際にこのタンブラーで楽しんだ日本酒の写真を4本掲載しておきます。
黒龍 八十八号
蔵人が眠る間もなく醸した香味豊かな大吟醸酒。出来が良い原酒を末広がりで縁起の良い八十八号タンクに集めたことから名付けられました。個人的にはこのジャケット、(ラベル)もっとも好きです。写真的にも一番様になる取り合わせと個人的に思っています。
醸し人九平次 彼の岸(ひのきし)
彼の岸、それは迷いも憂いも脱し、すべてを超越した理想の境地。
そこは無なのか。
故に相対することでその意識が浮き彫られるのか。
彼の岸というお酒は、日本酒の存在感とは何かを再定義することにほかなりません。(当社HPより)
伝心 FirstClass
奥越前の契約栽培農家と共に丹精こめて育てた、酒米の王「山田錦」を原料米に使用。
中心部分30%になるまで超高精米し、最上の手間隙をかけて純米大吟醸酒を醸しました。
みずみずしく華やかな香り、口の中に広がる充実したふくらみ、そしてまろやかな一時の余韻。伝心シリーズ唯一の特別限定酒です。
【2009年】
ANA国際線ファーストクラス 搭載酒(当社HPより)
Super7 残響
最後はこれで、精米歩合7%・・・言葉がありません・・・
さて、次回、シュキ買いのススメ(酒器買いのススメ)は、こてこての日本の昭和の燗酒に行ってみたいと思います。