日本酒が進む!ご当地漬物~北陸編~
掲載
日本酒を楽しむうえで欠かすことが出来ないのがおつまみ。今回は北陸編ということでまたおすすめの美味しい漬物をピックアップしてみました。どれもお酒が進む美味しいものばかりなので、是非お試しください。
新潟 山海漬け
今でこそ日本全国で食べられるほど有名になりましたが、山海漬けは新潟県の郷土料理です。数の子ときゅうりや大根などの野菜を酒粕を使ってわさびを加えて粕漬けにしたもので、数の子のポリポリした触感や酒粕のまろやかさ、そしてわさびのピリッとした辛みが特徴の漬物です。日本酒のチョイスとしては、甘口のものを選ぶといいでしょう。山海漬けの辛みと程よくマッチしておススメです。
石川 かぶら寿司
石川県の冬の味覚であるかぶら寿司は、かぶらの間にブリやニンジンなどを挟み込んで麹で漬けたもの。その由来は江戸時代とされ、身分の高い人間しか食べることを許されなかったブリを庶民が隠れて食べるため生まれたと言われています。麹を使っているため同じく麹を使う日本酒との相性は抜群で、乳酸発酵によるまろやかな味わい、かぶらの歯ごたえやブリの旨みが口いっぱいに広がります。
福井 花らっきょう
花らっきょうは福井県で作られている小指の先ほどしかないかなり小粒のらっきょうで、なんと植え付けから収穫まで3年かかるという高級品です。栽培中に2度越冬をすることで皮が薄く繊維が細かくなり、シャキシャキとした歯切れの良さが特徴です。さっぱりとした味わいはお酒のお供に最適です。
地域の特色様々なご当地漬物をどうぞ
漬物というと、どうしても保存食としての野菜というイメージが強いと思いますが、今回紹介したようにその土地の特産品である海の幸を使った漬物もたくさんあります。どれも日本酒に合うものばかりですから、試してみてはいかがでしょうか?