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ウイメンズ日本酒会代表が日本酒好きになったきっかけの場所 東京の名酒センター【日本酒女子 vol.2】

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ウイメンズ日本酒会代表が日本酒好きになったきっかけの場所 東京の名酒センター【日本酒女子 vol.2】

「ウイメンズ日本酒会」「一般社団法人Mealink」代表の望月祐佳(通称:もちゆか)さん

様々な業界で活躍する日本酒が好きな女性に、おすすめの日本酒またはお店を教えてもらいながら、日本酒の魅力を伝える【日本酒女子】。

第2回は、女性の視点で日本酒の世界を広げる活動をする「ウイメンズ日本酒会」と、「今日食べたものは、明日の自分と社会を作る」 という理念を掲げ、食事の大切さや食事の持つ可能性を伝えるための料理教室やワークショップの企画実施を行う「一般社団法人Mealink」の代表を務める望月祐佳(通称:もちゆか)さんを紹介します。

もちゆかさんおすすめのお店は、150種類以上の日本酒を少量から飲み比べたり、全国各地選りすぐりのおつまみを食べたりできる「名酒センター」。日本酒専門の情報誌「月刊ビミー」(1985年創刊)を発行する中で出会った46蔵元の日本酒を消費者に届けるため、東京の浜松町と御茶ノ水にアンテナショップを構えました。 2店舗ありますが、今回は試飲スペースが広く、腰を下ろすことができ、キッチンがあるので料理メニューが豊富な御茶ノ水店をピックアップしました。

全国各地の酒蔵のアンテナショップ「名酒センター 御茶ノ水店」

ウイメンズ日本酒会代表が日本酒好きになったきっかけの場所 東京の名酒センター【日本酒女子 vol.2】

「名酒センター 御茶ノ水店」はJR御茶ノ水駅から徒歩5分の場所に2017年7月にオープンした2号店で、場所柄、学生から年輩の方まで客層は幅広く、中には一人で訪れる女性もいるそうです。

同店では言わずと知れた名酒の金字塔から、いわゆる隠れ名酒まで150種類以上のラインナップを揃え、1杯(45ミリリットル)150円からきき酒ができます。気に入ったお酒があれば、全国各地選りすぐりのおつまみともども購入可能。店内にはカウンター席や団体席が用意されているので、座りながら「好きだ」と思える日本酒をじっくり探すことができます。

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試飲スペースが広いので、一人でも気兼ねなく楽しめます

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日本酒はもちろん温度を変えて飲むことも

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4名からおつまみが付いた呑み比べ放題の宴会コースを予約できます。また、貸切パーティーも受け付けています

大学時代、名酒センターに出会ったもちゆかさんは、今でも月に何度かはスタッフとして店頭に立って働いているとのこと。「常時150銘柄くらいあるので、日本酒がお好きな方は直感で選んでもらえればきっと良い出会いがあると思います。初めて来た方であれば、シーズンごとに3種類のお酒とおつまみを合わせた『きき酒のセット』を用意しているので頼んでいただくのも良いと思います」とおすすめの飲み方を教えてくれました。

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日本酒とおつまみの「きき酒セット」は何種類もあるので、ぜひ試してみてください

バレンタインには酒粕のチョコと合わせるきき酒セットなど、シーズンごとの日本酒と料理のペアリングを楽しめるのも人気の理由。さらには日本酒をあまり飲めない人のために、「甘酒の呑み比べセット」やスムージー、サイダーなどが用意されています。「御茶ノ水店は飲める人も飲めない人も楽しめる工夫をしているので、ぜひ立ち寄ってみてください」。

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日本酒をあまり飲めない友人にすすめたい甘酒

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お土産用の冷蔵庫の品揃えも魅力的

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お土産コーナーの手書きPOPが可愛らしい

「ウイメンズ日本酒会」「一般社団法人Mealink」代表・もちゆかさんインタビュー

ウイメンズ日本酒会代表が日本酒好きになったきっかけの場所 東京の名酒センター【日本酒女子 vol.2】

ーー日本酒にのめり込むきっかけは何だったのでしょうか?

もちゆか 大学生の時に「Mealink」を立ち上げて活動に取り組んでいたので、ずっと食に対して強い関心がありました。友人が「食のことをやっているなら、日本酒とか、それこそ日本文化についてちゃんと勉強したほうがいいんじゃない?」と言ってくれて興味を持つようになった頃にちょうど、名酒センターに出会ったことです。

それまでは日本酒のことは、冷たくても温めても飲めるお酒くらいしか知らなくて。飲み会で、日本酒好きの先輩からすすめられる少し苦手なお酒という印象でした(笑)。名酒センターで自分に合ったお酒に出会うことができて、「日本酒ってこんなに美味しいんだ!」と衝撃のあまり、スタッフとして働かせてもらうようになって6年目になるという。

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ーー日本酒に関して年間どのような活動をしているのですか?

もちゆか 日本酒に関しては大きく2つの軸でやらせていただいています。まず名酒センターでお酒の販売や接客をするスタッフをさせてもらっています。もう一つが「ウイメンズ日本酒会」という立場で、販売ではない部分で日本酒の魅力を伝えるためにイベントやワークショップを開催しています。こちらは前代表が立ち上げた前身となる活動を引き継ぐ形で代表を務めさせて頂いております。

どちらにも共通するのは、日本酒をより美味しく召し上がっていただくことや、普段日本酒を飲まない方にも美味しく飲んでいただけたらいいなという思いですね。「ウイメンズ日本酒会」に関しては、色んな団体や企業とコラボした、例えば「熱燗の楽しみ方」や「ぬか漬けと日本酒のペアリング」といった出張ワークショップを1~2カ月に1度くらいの頻度で行っています。また、3年前から大きなイベントとして年に1回全国から20蔵くらいの蔵元さんをお呼びした試飲会「TOKYO SAKE COLLECTION」を開催しています。「Mealink」でも食事会イベントを定期的にやっていて、毎回料理と合わせて日本酒をお出ししています。

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日本酒の温度帯を変えて飲んでみようという「Soup Stock Tokyo おいしい教室」で開催されたワークショップの様子(画像提供:もちゆか)

ーーイベントやワークショップをするうえで心がけていることは何ですか?

もちゆか ぬか漬けとのワークショップだったり、酒粕を使ったお菓子と日本酒のペアリングだったり、日本酒単独のイベントではなく、何かしら別の要素と掛け合わせるように心がけています。といいますのも、日本酒に興味を持つ若い方も増えて日本酒業界が盛り上がっていると感じる一方で、「Mealink」のように食をメインにしたきり口のイベントを開催すると、やっぱりまだまだ日本酒を初めて飲むという方が多くいます。

そんなことがあって、日本酒が主ではない企画などを通して、ターゲットに発信をすることで、日本酒の魅力をより広い層に伝えられるのではないかと思いました。つい先日も、Mealinkで青森の酒器“津軽びいどろ”で地酒を飲みながら、青森の三味線演奏を聴くというイベントを開催しました。酒器に興味があってくる人、演奏を聴きたくて来る人、そして青森出身で来てくれる人がいる中に、日本酒があることで広がっていく、そんな形の広がりも嬉しいですね。

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「TOKYO SAKE COLLECTION」の様子(画像提供:もちゆか)

「TOKYO SAKE COLLECTION」も毎年、東京デザイン専門学校の学生の皆様に内装のデザインをお願いしていて、そちらもデザインという切り口で日本酒と出会う人が増えればとひっそり思っています。私が食を通して日本酒に出会えたように、かけ算をすれば様々な人が興味を持ってくれるはずです。

ウイメンズ日本酒会代表が日本酒好きになったきっかけの場所 東京の名酒センター【日本酒女子 vol.2】

ーー最後に、食と日本酒のイベントを開催する中で、伝えていきたいなと思っていることは何ですか?

もちゆか どちらにも言えることですが、そこに関わる背景を知ってほしい。例えば食ですけど、どの産地、どの製法の野菜を選ぶかで、自分の健康だけでなく生産者やとりまく環境が変わってくる。どの野菜を選んだかが、どの生産方法や土壌を支持するかに繋がっているんです。

安さを重視して野菜を選べばその生産方法が主流になりますし、逆にちょっと高くても安全性を考慮した野菜を選べばそちらの生産方法が維持されるようになる。そういうふうに考えた時、食も日本酒も自分だけの問題じゃなくなります。日本酒の場合も日本酒を飲むことで、日本酒を造ってくださる造り手の方を応援することにも繋がりますし、日本酒文化を守っていくことになります。

目の前にある日本酒は造った人達と繋がっていて、未来は私達消費者の選択にかかっていますが、当たり前すぎてなかなか意識しないと思うんですね。なので、消費者の選択で日本酒や食文化が変わることを個人的には伝えていきたいです。

「名酒センター」店舗情報

ウイメンズ日本酒会代表が日本酒好きになったきっかけの場所 東京の名酒センター【日本酒女子 vol.2】

きき酒はスタッフが注いでくれます

●名酒センター御茶ノ水店

営業日:火曜日~土曜日 12:00~22:00(21:00食事LO)、日曜日・祝日 12:00〜19:00(18:00食事LO)
定休日:月曜日 ※変更となる場合がございます。
TEL:03-5207-2420
FAX:03-5207-2460
E-mail:meishu2@nihonshu.com
住所:113-0034 東京都文京区湯島1-2-12ライオンズプラザ
御茶ノ水1F

●名酒センター浜松町店

営業日:月曜日~金曜日 14:00~22:00(21:30 LO)、土曜日 15:00〜20:00(19:30 LO)
定休日:日曜日、祝日
TEL:03-5405-4441
FAX:03-5405-4442
E-mail:meishu@nihonshu.com
住所:105-0013 東京都港区浜松町2-3-29 磯山第二ビル1F

*浜松町店は立ち飲みになるほか、料理メニューが御茶ノ水とは異なるのでご注意下さい。

「2018年名酒センターお蔵元を囲む会」年間予定

名酒センターでは、定期的に普段なかなかお目にかかれないお蔵元や杜氏、蔵人を囲んで、酒造りのディープなお話を聞きく会を開催しています。毎回異なるテーマに沿った簡単なレクチャーから始まり、蔵元が用意したテーマに沿った日本酒をきき酒します。お腹いっぱいになるおつまみ付きです(*何らかの都合で変更する場合もあります)。

★「蔵元を囲む会 Vol.4
〜直近〜
開催日時:4月29日(日)16:30〜18:30
場所:名酒センター御茶ノ水店
参加費:おつまみ付き3800円

テーマ:酵母
参加蔵元:笹祝酒造(新潟県)、中谷酒造(奈良県)、伊藤酒造(三重県)

〜今後〜
★日時:5.27(日)
テーマ:麹
参加蔵元:一宮酒造(島根県)、大利根酒造(群馬県)、竹野酒造(京都府)

★日時:6.24(日)
テーマ:火入れ
参加蔵元:竹田酒造店(新潟県)、近藤酒造(群馬県)、後藤酒造場(三重県)

★日時:7.29(日)
テーマ:濾過
参加蔵元:山岡酒造(広島県)

★日時:8.26(日)
テーマ:搾り
参加蔵元:宇都宮酒造(群馬県)、田村酒造場(東京都)

★日時:9.30(日)
テーマ:アル添
参加蔵元:美寿々酒造(長野県)

★日時:10.28(日)
テーマ:温度
参加蔵元:天鷹酒造(栃木県)、鳳鳴酒造(兵庫県)、久保田酒造(広島県)

名酒センター公式サイト

一般社団法人Mealink公式サイト

〜バックナンバー〜
【日本酒女子Vol.1】ミス日本酒が女子会におすすめする 東京・恵比寿の日本酒レストラン

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ライター プロフィール

乃木章

乃木章

小説家/ライター/日本酒唎酒師/鶴ヶ島まちおこし委員会会長。
地元の酒屋さん「キングショップ誠屋」眞仁田社長との出会い日本酒を飲み始める。お酒は苦手だったのに、日本酒が好きになって以来、地元を中心に日本酒好きな人を増やそうと月1で日本酒イベントを開催している。
@Osefly

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