ありそうでなかった!日本酒とアートのコラボが六本木の夜に開催
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東京都六本木で六本木アートナイト2017が9月1日から10月1日まで開催。期間中の9月30日、galley lara Tokyoでは「芸術の秋!日本酒とアートのコラボ」が行われました。
同イベントは、日本酒利酒師の松井かおりさんが、展示作品に合わせて選んだ日本酒を飲みながら、作品を鑑賞するというもの。会場には37作品も展示され、松井さんは選んだ銘柄を来場者に解説しながら振る舞っていました(利き酒3点セットは300円、グラスサイズでは500円)。
作品を出展したクリエイターの一人で写真家のダイ・ イトウさんは、「自分では写真に合わせた日本酒を選ぶという発想はないので、コラボすることによって今後の展開が広がる気がする」と語っていました。ちなみにダイさんの作品には「会津中将 夢の香」というお酒が選ばれています。「自分の作品なら甘口よりは辛口だと思いますよ」とダイさんも納得のチョイスのようで、お酒を飲みながら鑑賞を楽しんでいました。
ダイ・イトウさんの作品
日本酒はよく古いと誤解されますが、世界でも一番高価な原料と、一番難しい醸造法で造られています。日本酒の味は甘口から辛口まで実に様々。若い人は日本酒に出会う機会はあっても、教えてくれる人がいないと、自分が好む日本酒に出会えずに敬遠することも多いでしょう。このようなイベントを六本木でやることで、若い人の関心を集め、日本酒の新しい見方ができるよい機会になると感じました。
今回のイベントについて松井さんに質問しました。
ーー開催のきっかけは? 来年も開催するのでしょうか?
アートと日本酒のコラボレーションは以前から個人的にイベント開催しており、
今回はこの試みに興味を持ってくださったギャラリーさんをご紹介いただいたためです。
来年のアートナイトでは開催しません。アートナイトは一夜のお祭りなので。今後も今まで同様、個人的にイベント開催していきます。
ーーお酒はどうやって選びましたか?
作品の印象、制作過程、コンセプト、作家の背景などの様々な要素からです。インスピレーションする味わいや製法、酒蔵の背景などと紐づけるファーストインパクトでぱっと決まるものもあれば、様々な情報から導き出すものもあります。
ーー参加者の反応はどうでしたか?
ギャラリー関係者、作家など、アート方面の参加者から新しい試みだと高評価をいただいています。
ギャラリーページ
http://www.roppongiartnight.com/2017/facilities/7334
<「芸術の秋!日本酒とアートのコラボ」協賛酒造> (順不同)
『u yoshidagura』山廃純米
株式会社 吉田酒造店(石川)
『三日踊』純米吟醸
中谷酒造 株式会社(奈良)
『山丹正宗 しずく媛』純米吟醸
株式会社 八木酒造部(愛媛)
『うとうと』純米酒
株式会社 森國酒造(香川)
『桃色黒とんぼ』生酛 純米酒
泉橋酒造 株式会社(神奈川)