日本酒五蔵を呑み歩き出来る「上諏訪街道 春の呑み歩き」 2018年は2日間の開催が決定
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長野県諏訪市の甲州街道に立ち並ぶ5軒の酒蔵を呑み歩ける「上諏訪街道 春の呑み歩き」が、2018年3月23日と24日にされます。今年は2日間の開催が決まりましたが、チケットは23日分しか残っていない状況です。
筆者が参加した2015年秋の様子。どの酒蔵も人があふれていました
上諏訪は、わずか500mの間に「株式会社舞姫(舞姫)」「麗人酒造株式会社(麗人)」「伊東酒造株式会社(横笛)」「酒ぬのや本金酒造株式会社(本金)」「宮坂醸造株式会社(真澄)」の5軒の酒蔵が立ち並ぶ全国的にも珍しい酒の街。同イベントは、各蔵元が丹精込めて造った美酒を楽しみながら、諏訪の歴史ある町並みの歩いて見て楽しんでほしい思いから、1998年より開催しています。
参加者には特性おちょこがもらえます。こちらを持って好きな酒蔵の呑みたい銘柄の列に並びます
春と秋の年2回開催される同イベントは、5蔵が揃えた本醸造や純米酒から吟醸酒まで “全ランクの日本酒”を自由に呑み歩きできるのが特徴。参加費が前売り券で2200円(税込)、当日券でも3000円(税込)という価格帯もあってか年々参加者が増えており、2017年秋の参加人数は3003人でした。
画像提供:吞みあるき実行委員会
今回は混雑緩和と安全確保のため、1日当たりの定員を減らして2日間開催が決定。運営に申込み状況を問い合わせたところ、「前売り券の販売数も減ったため、24日分についてはいつもより早いペースで販売が進み、発売後約1ヶ月で完売となりました。23日分について本日現在まだ余裕があります」だそうです。
人は多く並んでいますが回転率が早いので、体感的にそこまで待ち時間はありませんでした
同イベントに参加するため、毎年県外からも大勢の人が上諏訪の街に。歴史も長く、定着したイベントのため、開催前後は市内の旅館・ホテルが一杯になるほどで、日帰りバスツアーを組んでやって来る酒屋もあります。何と言ってもたくさんの銘柄が思う存分呑み歩けますし、蔵元によっては粕汁や酒粕の漬け物などを振る舞ってくれるほか、街道には屋台も立ち並んでつまみにはことかきません。
「真澄」の樽酒を飲みたくて毎回参加する人もいるほどです
あまりの盛況ぶりで蔵元とゆっくり話ができないのは残念ですが、樽酒や熱燗などにして用意してくれることもあり、この日しかお土産に買えない限定酒があることも。商店街の活性化としては大成功だと思いますが、実は規模や呑めるお酒の種類は減るものの、普段から5蔵を呑み歩ける「五蔵めぐり 」を開催しています。
画像提供:吞みあるき実行委員会
「1,800円でクーポン・グラス・手提げ袋を購入し、五蔵を巡って試飲する仕組みです。酒蔵としては、年2回のイベントよりも、毎日行っている「五蔵めぐり」の方に手ごたえを感じています」という蔵元の言葉にあるように、酒の街として人気な上諏訪の魅力を体験しに行きませんか?
「五蔵めぐり」クーポン・グラス・手提げ袋 画像提供:吞みあるき実行委員会
画像提供:吞みあるき実行委員会
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