純米酒 やまとしずく 夏のヤマト
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日本酒の銘柄の中で、個人的に大好きなのが「やまとしずく」です。
あの有名な「出羽鶴」や「刈穂」と同じ「秋田清酒株式会社」が造っている日本酒なのですが、その二つとはちょっと違うテイストを持っています。
そして今回、【季節で味わう日本酒】シリーズ3本目に選んだのは、「やまとしずく」が造る夏酒「夏のヤマト」。
本記事では「やまとしずく」が大好きな筆者が、「夏のヤマト」のレビューだけではなく、その魅力を引き出す楽しみ方も合わせてご紹介します。
「やまとしずく」その魅力とは
私が初めてこのお酒に出会ったのは今から四年前、ちょうど今のこの暑い時期に「やまとしずく 純米吟醸」を味わいました。
その時のことを、今でもよく覚えています。
私が好むのは「濃厚旨辛口」の日本酒なのですが、やまとしずくははっきり言ってその真逆でした。どこにも嫌味がなく、なのに旨みはしっかりある。爽やかで軽やかな辛口で食事の邪魔を一切しない。
「やまとしずく」の魅力は、「酒自体が主張しすぎないこと」にあると思います。毎日のどんなシーンにも上手にはまり込む、そんな素直さがファンを虜にしているのでしょう。
じりじりと焼きつく夏の太陽のように
そんなやまとしずくのお酒にあって、面白い表情を見せてくれるのが「夏のヤマト」です。
香りはさらっとしていて悪く言えば個性がないのですが、口に含めばその印象は一新!
「じりじりと身を焦がす真夏の太陽のように」、舌の上でびりびりとお酒が踊ります。
発泡まではいかないのですが、心地よい酸味とともに口の中でお酒が暴れるような感覚です。後味はほんのり辛く、やまとしずくならではの嫌味のなさで、香りも味もすっと鼻から抜けていきます。
もっと美味しく「夏のヤマト」を楽しむヒント
「夏のヤマト」は食事とともに楽しんでこそ!お寿司をはじめとして、和食であればどのような物にも合うと思います。
しかし、個人的におすすめしたいのは「ホタルイカの酢味噌和え」です。
みその甘さとホタルイカのコク、そこに「夏のヤマト」の爽快感が加われば、熱帯夜でさえも楽しい時間へと変えることができるでしょう。
・夏のヤマトのデータ
日本酒度+2
酸度1.5
原料米:美山錦
酵母:秋田流花酵母AK-1