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北海道で新たな酒蔵が生まれたのでクラウドファンディングした話3

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まずは「仕込み5号 純米吟醸酒 彗星」から

3回続きましたシリーズも今回で最後となります。北海道の新たな蔵から生まれた新酒の味はどうだったのか、我が家に届いた仕込み3号と5号について個人的な感想にはなりますがご紹介します。これから購入を考えている方の参考になれば幸いです。

まずは「仕込み5号 純米吟醸酒 彗星」から

我が家に届いた2本の内、最初に開栓したのが「仕込み5号 純米吟醸酒 彗星」です。

開栓して盃に注ぎ香りを確かめると、うっすら吟醸香がありました。日本酒の芳醇さはそれほど感じられません。

口に含むと、「彗星」らしい、すっとした夏風のような爽やかさを感じます。酸味もそこそこに、純米吟醸らしくフルーティさもありました。

一口飲んでまず思い浮かんだのは、「若い」というイメージです。新酒だからというよりは、設立されたばかりの蔵だからでしょうか。これは数年後が楽しみになる味だという印象とともに、「なかなか体験できない味」であると感じました。

他の老舗蔵であれば、それぞれの特徴をお酒に色濃く反映しています。それはやはり蔵に住み着く菌の影響もうけているのでしょう。

「仕込み5号」に関しては、ひたすらに飲みやすくありながらも、どこか苦みも感じます。これにはもしかすると賛否両論あるかもしれませんが、どこかワインのタンニンを思わせる苦みで、確かにフレンチに合いそうだと思いました。

「仕込み3号 特別純米酒 彗星」の味

「仕込み3号 特別純米酒 彗星」の味

こちらも「彗星」を使っています。私は吟醸酒よりも純米酒の方が好みですので、飲む日を心待ちにしていました。

こちらの香りはまったりとして甘く、「彗星」のイメージをがらりと変える仕上がりです。口当たりはまろやかで、舌を優しく包み込みます。胃までするんと滑るように流れていきました。

濃厚さはそれほどなく、純米酒の割にはさっぱりと飲むことができます。日本酒、しかも純米酒ではありますが、ロゼワインのような華やかさを感じました。

後味もすっと消えていきますので、やはり繊細なフレンチや和食にはベストマッチですね。

これからもその一挙手一投足が注目されるであろう「緑丘蔵」の日本酒、入手できる機会があればみなさんもぜひ楽しんでみて下さい。

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ライター プロフィール

あんころもっち

あんころもっち

フリーライター/WEBライター
2017年よりフリーライターとしてWEBを中心に活動中。10年来の趣味でもある「お酒」のレビューが得意。個人ブログでは日本酒以外のレビューも掲載。
日本酒は濃厚旨辛口が好み。古酒から流行りの銘柄まで、気になったものは取り寄せてでも飲み、個人的主観でレビューしていきます。

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