北海道で新たな酒蔵が生まれたのでクラウドファンディングした話2
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第1回から時間があいてしまいましたが、第2回である今回は、北海道の新たな蔵「上川大雪酒造『緑丘蔵』」についてあらためてご紹介します。
2017年8月某日著者夫が撮影した緑丘蔵
「上川大雪酒造『緑丘蔵』」の誕生
北海道の「日本酒激戦区」である旭川からほど近い上川地方において産声を上げた「緑丘蔵」。あのフレンチの巨匠「三国清三」シェフのレストランを運営する「三國プランニング」の副社長である塚原敏夫氏が設立しました。
この酒蔵は「北海道産原料100%」にこだわっているのが特徴です。
近年、北海道でも酒米の生産がされてはいるものの、北海道の酒蔵での使用率はそれほど高くありませんでした。しかし北海道の酒米、特に「彗星」「吟風」「きたしずく」3種のポテンシャルはいずれも高く、北海道の酒蔵がこれを利用しない手はありません。
そしてこの蔵が目指すのは「地方創生を日本酒から」ということで、地酒で地元をアピールしています。
雄大な大雪山の恵み、そこに育む人々が作り上げる米、様々な人の想いを汲み上げる。緑丘蔵の設立は、ビジネスという側面をもちつつも人々に寄り添います。廃れつつある温泉街「層雲峡」の人々、上質の米を作りながらも中々日の目を浴びない「生産農家」、そして「動物園への通り道」と化してしまった上川地方すべての人の心に届いたことでしょう。
三国シェフとの饗宴を楽しめるイベントもある!
設立した会社が「三國プランニング」ということもあり、緑丘蔵の新酒が出た現在は三国シェフの料理と緑丘蔵の新酒の饗宴が楽しめるイベントを開催しています。
道外の方も、これだけを目当てに北海道を訪れても損はないのではないでしょうか。最後に、これから開催されるイベントの紹介をさせていただきます。
「日本酒とフレンチの融合」
とき 2017年11月20日
ところ 札幌ステラプレイス9階 フレンチレストラン「ミクニ サッポロ」
料金 おひとり様20,000円
完全予約制となっておりますのでお早めにどうぞ。
連絡先 Tel 011-251-0392
http://www.jrhotels.co.jp/tower/news/details.php?id=154&c=
肝心の日本酒の味については、≪北海道で新たな酒蔵が生まれたのでクラウドファンディングした話3≫最終回でレポートします。