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日本酒が飲みたくなる、粋なおつまみレシピ4 鶏せせりと夏野菜のバター醤油ソテー

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旅と暮らしを料理でつなぐウェブよみもの『旅のあと ふたりのレシピ』を主宰する、旅行ライターのゆさ みずあです。
薬膳やカラーの発想を取り入れながら食卓をつくる、フードディレクターとしても活動しています。

夏に日本酒というとつい、冷製おつまみを選んでしまいがちですよね。今回は、旬の野菜と鶏のせせり(首の部分の肉)を使った、あたたかくて少しコックリとしたお料理のレシピをご紹介したいと思います。

鶏せせりと夏野菜のバター醤油ソテー

鶏せせりと夏野菜のバター醤油ソテー:洋風のお皿に盛りつけて、グラスの日本酒と一緒にどうぞ

洋風のお皿に盛りつけて、グラスの日本酒と一緒にどうぞ

〔材料(2人分)〕
鶏せせり 150g
ヤングコーン(中サイズ) 2本
オクラ 5本
バター 10g
醤油 小さじ1/2
酒 少々
塩 少々
ホワイトペッパー 少々

今が旬のヤングコーンは、皮ごと調理がマスト

今が旬のヤングコーンは、皮ごと調理がマスト

〔作り方〕

  • 1.鶏せせりは食べやすい大きさにカットして、塩とホワイトペッパーを軽くもみこむ。ヤングコーンは皮ごとグリルで蒸し焼きにし、冷めたら皮をむいて食べやすく乱切りする。オクラは下ゆでして縦半分に切る。
  • 2.フライパンにバターを熱し、中火で鶏せせりをソテーする。
  • 3.せせりに火が通ったら、酒をまわしかけてアルコールを飛ばし、ヤングコーンとオクラ、醤油を加えて強火で手早く混ぜ合わせる。
  • 4.焦げないうちにお皿にうつし、ホワイトペッパーをトッピングする。

せせりには軽く塩とホワイトペッパーをふって、もみ込んでおく

せせりには軽く塩とホワイトペッパーをふって、もみ込んでおく

おつまみをさらにおいしく!アイディアとコツ

野菜はベビーコーン&オクラの組み合わせがいちばんおすすめですが、ズッキーニやシシトウなどほかの夏野菜もよく合います。辛みをプラスしたいときは、仕上げに柚子こしょうをほんの少し加えるとおいしいですよ。

料理に合わせたい日本酒

南 特別純米〔高知・南酒酒造〕

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前回に引きつづき、四国・高知のお酒を合わせてみました。「南 特別純米」は、松山三井を50%精米し、高知県酵母を使ってつくられています。冷やでもおいしく飲めますし、軽くお燗するとさらに旨みが増します。

飲み口はすうっと流れるような、綺麗でどこか丸みを帯びた印象。生酛造りのような甘酸っぱさも少しありつつ、料理の邪魔をしない食中酒タイプのお酒です。サラダや副菜のほか、バターを使った魚介のソテーなど、洋風メニューも合いそう。軽い食事をしながらさらりと飲むのにちょうど良いと思います。

さいごに

薬膳の世界では、鶏肉はおなかを温めて食欲不振を改善してくれるといわれています。疲れやすい人や、体力が落ちて早くも夏バテ気味の人にも、ぜひ積極的にとってほしい食材です。

ちなみにヤングコーンは、中についているヒゲの部分までおいしく食べられるうえ、栄養価もばっちり! 自然の恵みを余すことなくいただいて、日々元気に過ごしたいものですね。

次回もどうぞお楽しみに!

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ライター プロフィール

ゆさ みずあ

ゆさ みずあ

フリーマガジンの編集者、旅行誌の編集者兼ライターを経て、中国・上海にて旅行サイトの記事執筆に携わる。1級カラーコーディネーターと薬膳マイスターの資格を生かし、料理レシピの開発やテーブルコーディネートの提案を行う。お酒(主に日本酒とワイン)が大好きで、食べ飲みあるきも趣味のひとつ。日々の食卓にはお酒を欠かさず、夫とふたりでおいしいものを作り味わうのがライフワーク。酒どころの新潟県新潟市出身。

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