発売2年目の新潟しゅぽっぽ!同じ名前のお酒を4つの蔵が醸す!
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日本酒ツーリズム
2016年1月、新潟市が農業特区となったことを受け、JR東日本新潟支社は新潟市南区の片野農園と共に「JRファーム」を設立し酒米「五百万石」の栽培を始めました。そして、その酒米で酒蔵がお酒を仕込み、地域が連携して観光を盛り上げる日本酒ツーリズムへの取り組みが行われています。
同じ酒米、同じ精米歩合、同じ名前
初年度の2016年12月は、この酒米を使用して今代司酒造と越後鶴亀が同じ精米歩合(新潟の平均精米歩合58%)で仕込み、同じ名前(新潟しゅぽっぽ)で発売しました。
ちなみに名前の意味は『新潟の「しゅ=酒」をきっかけに地域に興味を持っていただき、「ぽっぽ=歩く、まち歩き」をしていただきたいという思いが込められています。
また「ぽっぽ」には「蒸気」=「蒸気機関車」だけでなく「酒蔵から沸く蒸気」、また作り手の「熱い想い」という意味もあります。
ひとくち、ふたくちと味わえば、「ぽっ」と心も体も温まるお酒です』
(新潟しゅぽっぽ公式HPより抜粋)
新潟しゅぽっぽについてはこちらの記事でも紹介しています
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2年目は4蔵が参加!
そして発売2年目となる2017年12月。長岡にあります吉乃川酒造と、上越にあります君の井酒造が加わり「新潟しゅぽっぽ」を発売しました。
同じ酒米、同じ精米歩合、同じ名前のお酒ですが、仕込んだ蔵によって味わいが異なります。
今代司酒造は淡麗で飲み飽きせず、幅広いジャンルで楽しめます。
越後鶴亀はふんわりした酸が特徴的でした。
発売当時。私は飲食店にいて、お客さまに飲み比べをしてもらいご意見を伺ったことがありました。男性と女性で好みが分かれたりして面白かったですよ!
吉乃川の新潟しゅぽっぽ
そして新たに加わった吉乃川のしゅぽっぽは、ふくよかなお米の旨みを感じるお酒です。少し冷やして脂ののった刺身やつくねなどとの相性がいいとのこと。
君の井の新潟しゅぽっぽ
一方の君の井の新潟しゅぽっぽは、無濾過ならではの旨みがあふれ煮込み料理や肉料理、中華料理など濃厚な味わいと好相性だといいます。
さっそく飲み比べ!
では実際に飲み比べてみたいと思います。
うぁ!全然違う!
ピリっとくる感じと、まろやかな感じと…。この二つも好みが分かれそうで面白いかも!
同じ酒米、同じ精米歩合、同じ名前の新潟しゅぽっぽ。この四つのお酒の飲み比べ、皆さまも是非お試し下さい!