だし汁とのマリアージュ!鍋やおでんと一緒に飲みたい新潟地酒
掲載
鯖との相性を考えた茨城県 吉久保酒造㈱の「SABA de SHU」や、寿司のために造られた愛知県 鶴見酒造㈱の「SUSHI SAKE 神鶴」など、ピンポインでマリアージュを追求した日本酒が注目を集めています。
ここ新潟にも、食材や料理に合わせるための日本酒が多くあるんですよ!
しかし、かなり数が多いので、今回はその中からこれからの季節にピッタリの一本をご紹介します。
【燗で呑む越路乃紅梅】頚城酒造㈱/新潟県上越市
新潟県上越市の柿崎地区にあります頚城酒造㈱。柿崎地区は、名杜氏を多数輩出する「頚城杜氏の故郷」で、今も昔ながらの蔵人制で酒造りをしています。
その一方で、頚城酒造は現代のニーズに寄り添う日本酒を多く提案しています。
2015年から発売している「秋刀魚と呑む越路乃紅梅」は、県内でもいち早く食材とのマリアージュを考えた商品で、発売4年目となる今年の秋も人気の一本でした。
そして冬になると登場するのが、「燗で呑む越路乃紅梅 純米生詰」。
こちらの日本酒は「秋刀魚と呑む~」というように食材や料理名をうたっていませんが、だし汁との相性を考えて設計され、お鍋やおでんと一緒に呑むことを提案しています。
丸味のあるまろやかな味わいで、常温からお燗がとても素晴らしいお酒!
地元で育てられる酒米「八反錦」(主生産は広島県)を使用しているのも、新潟地酒の中では珍しいです。
おすすめの飲み方は“だし割り”
だし汁との相性が良いお酒ですので、お鍋やおでん、茶碗蒸しなどの和食全般に合いますが、頚城酒造のお酒を取り扱う酒屋さん「地酒防衛軍」の店主 吉川さんに伺ったところ、“だし割り”で呑むのがおすすめとのこと!新潟の人はあまりやらない飲み方かもしれませんが、私もチャレンジしてみました。
おでんの汁、昆布だし、かつおだし…と試してみたところ、個人的にはかつおだしが一番良かったです。
もちろん、お鍋やおでんを食べながら一緒に呑んでみましたが、本当に美味しくてついつい飲みすぎてしまいました。
【番外編】和希水(わきみず)もおすすめ!
さいごに、最近私がおすすめしたい頚城酒造のお酒をもう一本ご紹介します。
「和希水(わきみず)熟成特別純米酒」。日本名水百選になった「大出口泉水」を仕込み水に使用した一本です。ちなみに水の殺菌は塩素を使用せず紫外線殺菌をしていますので、わずかな苦味も感じません。ですので、味わいが素直にすっと下にのってくる感じなんですよね。特に女性の方には好まれるかもしれません(私が女性だからかな?)
どちらもぜひお試し下さい!
※今回お邪魔しました新潟市内にあります「地酒防衛軍」では全国発送も承っております。店舗のフェイスブックページからメッセージにて。