酒屋が造った自分好みの酒【奥阿賀ん!(下越酒造㈱/新潟県奥阿賀町)】
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こんにちは。猪口っとライターヨシコです。お酒好きの皆さまは、普段どこでお酒を購入していますか?やはり酒屋さんかな?酒屋さんは、酒蔵さんと密な関係を持っていますので、そこでしか手に入らないお酒やカトラリー、自社製品等があり面白いですよね。
村や町に古くからあって、ちょっと入りにくいなぁと思う酒屋さんに勇気をもって入ってみると、思わぬお酒に巡り会えたりするものです。
今回は、そんな風にして出会ったお酒をご紹介します。
地元でしか飲めないお酒
お仕事で訪れた新潟県阿賀町。取材を終えてふと隣りの建物を見ると、あった酒屋さん!
新潟県にあります阿賀町は、全国でも有名な「麒麟山」を代表銘柄にもつ「麒麟山酒造」と近年人気がじわじわキてる「蒲原」を醸造する「下越酒造」の地元です。
酒蔵のある地元には、地元でしか飲めないお酒が多々あるもの。
麒麟山酒造の「はでっぱの香」は、地元の阿賀町限定で販売していることを思い出し、ついでに購入して帰ろうという気持ちで酒屋さんに入ってみました。
奥阿賀ん!/奥阿賀みかわ酒店オリジナル
しかし!あいにくはでっぱの香は販売しておらず、代わりに紹介して頂いたお酒が「奥阿賀ん!」。
聞けば、なんとこちらのご主人が下越酒造と造ったお酒なのだとか!
今まで全然知りませんでした。すいません。
酒店「奥阿賀みかわ」オリジナル「奥阿賀ん!」を造り始め、かれこれ17年が経つとのこ
と。ご主人自らがラベルを書き、新聞紙包装で仕上げたこだわりのお酒です。現在では大
吟醸、吟醸、本醸造と3銘柄を年間500ℓほど販売しており、なんと一日平均2.5本売れてい
るとか!
銘柄の「ん!」って何か意味があるんですか?と尋ねてみたところ、
「朝、パッと閃いた」のだとか。お酒の味は酒蔵さんと話し合い、市場の動向は無視し、
単純にご主人の好みの味にしてもらったそうです。「ん!」は全て生酒ですが、造りだけ
ではなく保管も徹底的に管理され通年で販売。
ラベルの表に酒店の名前のハンコを押したのは、お酒に対して自らが責任を持っているという強い想いから。
実際に飲んでみた!
そんなこんなで思わぬ形で今まで知らなかったお酒に出会えて、ん!の吟醸酒を購入しました。
実際に飲んで最初に出た言葉が「ん~濃厚!」。これを深いコクっていうんでしょうね!
香りは控えめなのにフルーティーでコクがありました。女性にも好まれそう♪
全国発送もしておりますので、皆さまも一度お試しください。
奥阿賀ん!吟醸酒 越淡麗仕込60%精米 生原酒17度 720ml1480円
「地酒の奥阿賀みかわ」新潟県東蒲原郡阿賀町吉津3741-1
TEL&FAX:0254-99- 2557