【平成27酒造年度新酒】若いが実直な職人の佇まい。誠実な仕事ぶりの“賀茂金秀 純米しぼりたて生

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日本酒ライター・コラムニストの津川です! 春も夏も秋も呑み続け、気がつけば師走。「師も走る」くらい忙しい季節ですが、晩酌くらいはゆったりと新酒を楽しみたいもの。そこで今回は、“賀茂金秀 純米しぼりたて生”の魅力をレポートします。

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賀茂金秀 純米しぼりたて生

金光酒造合資会社
原料米:八反錦
原料名:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:60%
アルコール分:16度

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まるで別人!? 旨味との相乗効果

“賀茂金秀 純米しぼりたて生”の第一印象を一言でいうと「無口な青年」でしょうか。そのままで飲むと、さらりとした甘みと共に、渋みが感じられます。この渋みは成熟した大人の「シブさ」というよりも、まだ少年の面影を残す青年特有の「青さ」が残る印象。
しかし、これに肴の+αが加わると、素晴らしい相乗効果を発揮します。和の食材なら、コクと旨味が凝縮されたカニミソなどの珍味。カニミソを含み、舌から流れる瞬間に“賀茂金秀 純米しぼりたて生”を流し込みます。途端に、旨味の蕾が一気が膨らみ、ふわりと花開く。そんな、鮮やかな変化に驚きます。

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エキストラバージンオリーブオイルとの意外な相性

洋の食材で相性が良いのは、オリーブオイル。それも、高熱処理を行わずフレッシュ感のあるエキストラバージンオリーブオイルが良いでしょう。オリーブのフレッシュな甘み、ほろ苦さと“賀茂金秀 純米しぼりたて生”の組みは、似た者同士の組み合わせです。淡白な旨味のある白身魚やホタテを、たっぷりのエキストラバージンオイルとハーブ、塩、レモンでマリネしたような、軽めのアンティパストがオススメ。

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肴に対する実直な仕事ぶりは、好印象!

“賀茂金秀 純米しぼりたて生”は、肴に合わせて本領を発揮する、若いけれども実直な仕事ぶりの職人なのです。
珍味との組み合わせで、旨味の凝縮を楽しむもよし。エキストラバージンオイルとの不思議な融合を楽しむもよし。今晩は“賀茂金秀 純米しぼりたて生”で一杯、いかがでしょうか。

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