「ひやおろし」総まとめ!秋の味覚×「ひやおろし」ベストコンビ大発表【後編】
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気温もさがり、ぐっと冬めいてきた今日この頃。そろそろ新酒が……の前に、今年オススメの「ひやおろし」と、相性がベストな秋の味覚を発表します!
【ベストその3】小芋とイカの煮っころがし×奥の松酒造〝奥の松 ひやおろし〟
【スペック】
・奥の松酒造株式会社
・アルコール分 17度
・原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
・精米歩合 60%
・日本酒度 ±0
・酸度 1.5
【特徴】
メロンのようなふくよかな香りと、どっしりとした安定した味わい。味がのっていて、飲み口から後味まで一定した味が続く。
【里芋のマメ知識】
東南アジアが原産の里芋は、縄文時代には伝えられていたとされる歴史の古い野菜。中心の親芋の周りに小芋、孫芋が出来ることから、子孫繁栄の縁起物としておせちにも使われる。
W:里芋の土っぽい香りと、奥の松のふくよかな香りは相性がいいですね。
T:ねっとりとした里芋の食感にも、ぴったり。
W: イカの油気のない強い旨みを、奥の松がより膨らませ膨らませます。
T:ぬる燗にして合わせてもいいかも!
【ベストその4】サンマときのこのアヒージョ×〝純米七冠馬ひやおろし〟
【スペック】
・簸上清酒合名会社
・アルコール分 16.5度
・原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
・精米歩合 60%
・日本酒度 +4
・酸度 1.7
・使用酵母 協会泡無酵母901号
【特徴】
酸味と甘みのバランスのとれた、丸みのある味わい。口当たりがよく、柔らかな味が染み込んでいく。
【サンマのマメ知識】
初夏から秋にかけては太平洋側、冬から春は日本海側のサンマが出回るが、収穫量は太平洋側のものが圧倒的に多い。2015年のサンマの価格高騰は、中国でのサンマブームの影響が大きいとか。
W:七冠馬の穏やかな香りは、オリーブオイルやきのこの香りの邪魔にならないですね。
T:サンマの脂とオリーブオイルの油との相性も、バランスが良くていい感じです!
W:スペイン料理に日本酒に合わせるって、なかなか面白い発想ですよね。
T: アヒージョの具は基本的に何でもいいらしいので、サンマときのこを入れてみました。
W:これはぜひ、今年のサンマレパートリーに加えたいですね。もちろん、ひやおろしと合わせて!
美味い組み合わせで「ひやおろし」を堪能しよう!
この季節ラストの「ひやおろし」はぜひ、美味しい組み合わせを参考に楽しんでださいね!
なお、今回の検証に使用したお酒は、以下のサイトや店舗より購入や利き酒ができます(限定酒のため数に限りがあります。詳細は各店舗まで問い合わせを)。
石井酒造株式会社
簸上清酒合名会社
三浦酒造株式会社
名酒センター株式会社