ジャケ買いのすすめ⑬~夏の甲子園~「ツーアウトフルベース」「逆転サヨナラ満塁ホームラン」
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夏の甲子園、高校野球夏の大会も今年100回目を迎え、本日は(8月19日)は、準決勝を前に休戦となっている。今年も球史に残る凄い試合があった。幾多の名勝負を繰り広げてきた、石川星稜高校と華々しい打撃戦を伝統とする愛媛済美高校の一線は、逆転サヨナラ満塁ホームランで、決着をつけた。
そんな全国野球ファンにおくる「ジャケ買いのすすめ」山本「ツーアウトフルベース」と「逆転サヨナラ満塁ホームラン」の二本である。
先ずは、発売前の山本のツイートから
「ワールドプレミアの日本酒ファンにはスルーして欲しい、野球関係者限定の新商品、純米吟醸ツーアウトフルベース、純米大吟醸逆転サヨナラ満塁ホームランを来週から発売します!スコアボードにひいきのチーム名を記入して楽しんでください」と言うわけで、楽しませていただきます(笑)
ここで、あえて日本の夏の風物詩の一つともいえる、高校野球の魅力について、論じてみたい。何よりも高校野球の「魅力」と言えば「ドラマチック」と「純粋」であるということだ。負けているチームの最終回の攻撃や、息を飲むような投手戦で緊迫した延長戦、ランナーが返って来たら試合終了等といった様々の手に汗握る場面がある。しかし、そんな「もう駄目かもしれない」ような状況から、奇跡のような、ありえないプレーが突然起こるのである。まるで「野球の神様がいるのではないか。」と疑いたくなるような。これは、プロの世界ではなかなか起こらない。しかし、高校野球では特に夏の甲子園では接戦の試合になるとほぼ必ず起こる。それは何故なのか。球場中を見渡してみよう。ベンチ入りできなかった選手たちや応援団は必死に、目に涙を浮かべながら声をあげる。女子マネージャーやチアリーダー達は手を合わせて、声を出すことも難しい様子である。グラウンドの選手達はユニフォームの胸を掴み、最後の最後まで叫び、祈っている。そう、この奇跡が起こる瞬間、誰もが必死に「祈り」を捧げているのである。もちろんテレビの前のあなたもである。それほど、観ている人間誰もが感情を込めて、純粋にドラマを作るスポーツ、高校野球。それが人気の秘密なのです。
最後にそれぞれの特徴を簡単に、「ツーアウトフルベース」は切れ味のあるフルーテイな純米吟醸、「逆転満塁サヨナラホームラン」は華やかで余韻の残る豊潤な味わい。敢えて個人的に例えるなら、松坂大輔と松井秀喜か