日本酒に欠かせない「酒盗」「なめろう」などの由来とは?
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日本酒に欠かせないおつまみに関わらず料理の名前には由来が存在します。
その中でも特に日本酒に合うおつまみである「なめろう」「酒盗」「ままかり」の由来などは面白いものが多いです。
そこで今回はそれらの酒の肴の由来を紹介したいと思います。
アジと味噌が絶妙「なめろう」
千葉県房総半島の名物である「なめろう」はもともと船の上で作られていたという漁師飯です。
新鮮な魚をおろして味噌や香味野菜と一緒に叩いて粘り気が出たら完成です。
こちらの由来としては二つあります。
一つ目は「なめらかな舌触り」ということから名付けられました。
二つ目は「皿を舐めるほど美味しい」ということから名付けられたようです。
なめろうは最後の一口まで無駄にしたくないほど美味しいので納得です。
酢が効いて美味しい「ままかり」
岡山の名物料理である「ままかり」はサッパ(ニシン科)の小魚のことを指します。
これに塩をふり酢で漬けたものを「ままかり」と呼びます。
由来としては「まま(飯)を借りに行くほど美味しい」ということから名付けられたそうです。
日本酒のアテの王道「酒盗」
酒盗とは魚の内臓などを柚子や唐辛子で漬け込んだ塩辛です。
高知県と鹿児島県の名物でどちらも日本酒の産地として有名です。
由来としては「酒を盗んででも食べたい」ということから名付けられたと言われています。
食の由来は奥が深い
食の名前の由来は面白いものが多く、由来だけでなく豆腐を冷奴と呼んだりなどまだまだ面白い由来や説が眠っています。
これらを知りながら日本酒を飲むのもいいかもしれませんね。