「オンライン酒場」で酒蔵を応援!
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皆さんこんにちは、Reinaです。
新型コロナウイルスの流行により、緊急事態宣言が出されて早1ヶ月・・・。
コロナウイルスで自粛ムードが始まったのはちょうど蔵開きの時期。
そのため全国各地で蔵開きや酒まつりなどのイベントが中止せざるを得なくなり、せっかく造られた日本酒の行き場がどんどん狭められていきました。
そこでどうにか日本酒の消費を促すことができないかと始めたのが、私が女将を務める「オンライン酒場」!
外出自粛で一気に広まった「オンライン飲み会」の進化系です。
オンライン酒場は日本酒とPCさえあれば、誰でも参加することができるオンラインの居酒屋スタイル♪
4月中旬から始めたこの試みですが、ゴールデンウィークならぬ今年の「ステイホーム週間」には、酒蔵とのオンラインコラボ酒場をオープンしました。
酒蔵とコラボ!オンライン酒場
酒蔵とのコラボが実現したのは5月1日。
協力してくださった酒蔵は、私がアンバサダーを務める「渡辺酒造」。
渡辺酒造は岐阜県飛騨古川にあり、銘酒「蓬莱」を醸す歴史ある酒蔵です。
渡辺酒造については私の過去の記事
「Reinaの酒蔵訪問記~岐阜・渡辺酒造~」
に詳しく書いてありますので、そちらをご覧いただければと思います。
こちらの酒蔵から杜氏の北場さん、女性蔵人の木本さんが、蔵人の暮らす寮からの中継で参加してくださることに!!
日本酒イベントや酒蔵に行けない今、直接蔵人さんとお話しできる貴重な機会。
セミナー形式ではなく、蔵人さんと参加者がちゃんとコミュニケーションを取れる場としたかったので、人数は限定10名での開催となりました。
参加に際して、日本酒の知識は一切不要。
参加条件はただ一つ、日本酒を最低1種類用意すること!
みんなで日本酒を消費するのだー!!!
オンライン酒場開店
オンライン酒場の舞台はZoom。
オンライン飲み会のブームにより私も最近使い始めましたが、簡単だし、今のところZoomが一番便利なツールかな。
私は着物で、スタンバイ。開店1分前にZoomにログインし待機です。
開店時刻の20時になると、続々と参加者が集まってきます!
一人また一人と増える画面、わくわくしてきます。
▲左下、アメリカ出身の蔵人、コディさん
渡辺酒造からは杜氏の北場さんと女性蔵人の木本さんの2名がご参加予定でしたが、
この日は偶然、アメリカ人蔵人のコディさんや、新人蔵人さんも寮にいるということで、たくさんの蔵人さんが飛び入り参加してくれることに!
早くもにぎやかな会になりそうな予感・・・・
乾杯!!!
私の(数少ない)経験上、オンライン飲み会ではネットの不具合などがあるので、大体出席者が揃ったところで、乾杯とします!
事前に各自準備していたお好みの日本酒をグラスに注ぎ・・・
かんぱーい!!!!
▲中段一番左が杜氏の北場さん、下段一番右が女性蔵人の木本さん
オンライン飲み会でも、「乾杯」の瞬間、大好きです。
私の乾杯酒はもちろん蓬莱!純米大吟醸45です。
▲右が乾杯酒の蓬莱純米大吟醸45 極上袋しぼり おりがらみ
こちら980本限定の製造で、「純米大吟醸45 極上袋しぼり おりがらみ」という、どこを取っても至極の日本酒でございます。
全量山田錦を原料とし、発酵させた純米大吟醸のもろみを酒袋でしぼり、瓶詰め。
飲み口はとろりとこくがあり、フルーティな香りと米のうまみ、さわやかな甘さでとってもおいしい!!
私以外には3名の参加者の方が渡辺酒造の日本酒を準備されていました!
なんとも嬉しい瞬間~☆
蔵人への質問コーナー
乾杯と一通りの紹介が終わり少し打ち解けたところで、蔵人への質問コーナー!
普段疑問に思っている日本酒のあれこれを蔵人さんに直接聞いてみよう!という企画です。
参加者からの質問を時間の許す限り、蔵人さんに答えて頂きました。
~質問1~
蔵を訪問するお客さんの国によって、関心をもつポイントや驚くポイントに違いがある?
<お答え:木本さん、コディさん>
来訪する外国人は欧米の方が比較的多い。
欧米人にとっては米自体が身近ではないので、そもそも「米」とは何かといったことを疑問に思う方がいる。
日本人には米の説明はスキップしがちだが、欧米人には米がどのように栽培されているか、いつどうやって収穫するのかなどを説明したり、
日本酒の味の違いはどのように生まれるか、などの質問に対しては精米歩合や米の種類を説明している。
~質問2~
水は軟水か硬水か?
<お答え:杜氏北場さん>
中硬水。やや硬水。
~質問3~
以前千葉県の酒蔵を見学した際に、「自社酵母」というお酒を飲んだことがあるが、渡辺酒造にも自社酵母はある?
<お答え:杜氏北場さん>
渡辺酒造にも自社酵母、いわゆる「蔵付き酵母」が存在し、その酵母で「生酛」の日本酒を造っている。
~質問4~
渡辺酒造のHPの説明で、蔵人各人に「麹師」など肩書きがあるが、工程ごとのリーダーという意味?渡辺酒造ではどのような分担で酒造りをしている?
<お答え:杜氏北場さん>
家を作る時のことを想像してみましょう。
土台を造る職人、壁を塗る職人など様々な職人がいて、そこに全体を見る総合監督がいる。
その総合監督をしているのが酒造りでは杜氏。個々の工程をつきつめる専門の蔵人が各工程にいて、全体のバランスを見るのが杜氏です。
~質問5~
渡辺酒造の「色おとこ」という日本酒が気になる!日本酒に馴染みのない人でも興味を持ちやすい酒だと思う。
HPには飲み手のご意見から作ったとあるが、実際に個々の意見を取り入れて酒造りに活かすことはある?
▲色おとこ
<お答え:木本さん>
今はオンラインでの販売、宣伝もしているが、元々は紙媒体のパンフレットが主。
そこで「お客様の声」として、お酒に対してのメッセージ、コメントを集めている。
そこで得たお客様の声を元に商品コンセプトやラベルを考えたりもする。
~質問6~
日本酒ラベルの最近の傾向は?
<お答え:木本さん>
今は見た目、ラベルのインパクトにも重点を置いている。
インスタ映えなども考え、パッと目を引くものをつくっていきたい。
インスタなどで上がってる写真などを見て参考にもする。
ふむふむ!!勉強になるー!
最初は静かだった参加者の皆さんも、お酒が入ることによって質問が止まらない!
私もいくつか聞きたいことがあったのですが、終了時間が近づいてきてしまい、私の質問は割愛。次の機会に聞こ〜。
宴もたけなわ
そんなこんなであっっっという間に閉店時刻間際。
渡辺酒造さんからはオンラインストアのご案内が!
今月いっぱいオンラインショッピングでの送料無料キャンペーンをやっているそう。
皆さんもこの機会にぜひお試しください~!
渡辺酒造オンラインストアはこちら。
外出自粛でなければ開催することも無かったであろうオンライン酒場。
日本酒の消費を促すため、酒蔵さんを応援するため、外出自粛の続く限りちょこちょこ企画したいと思います。
さぁ、おうちで日本酒を楽しみましょう!