東京農業大学OB蔵元試飲フェアが「食と農」の博物館で6月17日開催
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全国の大学の中でも数少ない醸造学科がある東京農業大学の「食と農」の博物館にて、6月17日に同学部卒業生が就職した蔵元の日本酒を試飲ができる「第1回農大蔵元試飲フェア」を開催します。
キャンパスの外にある「食と農」の博物館では、一般の人が食と農に触れられるように物産展や食にまつわるイベントを定期的に開催。昨秋、総来館者数200 万人を超え、2018年4月で14周年目を迎えました。世界的建築家の隈研吾さんが手掛けた施設の中でも、酒瓶280本を美しく整然とディスプレイした「卒業生の蔵元紹介コーナー」は、視覚的に楽しめる撮影スポットとして多くのメディアで取り上げられています。
「展示の日本酒を飲んでみたい」という要望も多いことから、醸造科学科教員による講座など試飲の機会を設けてきました。しかし、毎回セミナー室収容人数(30人)に対して参加希望者が多くて追いつかないため、多人数が試飲に参加できるお祭りイベントとして企画されたのが開催の経緯です。一般に向けて農大OBの蔵元の味を広くPR して親しんでもらい、手に取ってもらう機会を促すことが目的で、来年度以降も継続的に開催することを目指しています。
展示コーナーの酒瓶ディスプレイ
同イベントでは博物館1階で10蔵元が用意した約50種類もの日本酒を1杯(30ml)100円から試飲が可能(4月15日現在。蔵元や日本酒の数は増減あり)。秘蔵の蔵出し古酒も登場する予定で、中には1杯20,000円のレア酒も。また、博物館2階では、常設展示として酒造りの道具や古今東西の酒器コレクションも見ることができます。
最後に館長の江口文陽さんのコメントを紹介します。「今回の試飲フェアは多くの来館者のリクエストに応えるものですが、同時に、全国の酒造業界で活躍する卒業生にとっては、久しぶりの母校で自慢のお酒をふるまう凱旋イベントになるのかもしれません。お酒好きな方もそうでない方も、皆さんが楽しめるお祭りになれば何よりです」。
「第1回農大蔵元試飲フェア」開催概要
東京農業大学「食と農」の博物館
日時:2018年6月17日(日)13:00〜16:00
会場:博物館1階映像コーナー
入場料:無料
試飲:1杯(30ml)¥100〜
主催:東京農業大学「食と農」の博物館
協力:朝日屋酒店(世田谷区赤堤1-14-13)
※ボトル販売はございません。試飲販売のみの提供となります。
※未成年の試飲は固くお断りします。
※お子様は甘酒やノンアルコール飲料をお買い求め下さい。
※会場内への危険物・飲食物のお持ち込みは禁止いたします。
参加蔵元と銘柄
●武の井酒造(山梨)
「青煌」純米大吟醸 愛山、純米吟醸 雄町、純米酒 美山錦(いずれもつるばら酵母)、
「武の井」純米焼酎 樫樽熟成(7年)35°、純米焼酎 花酵母仕込25°(なでしこ酵母)など
●宇都宮酒造(栃木)
「四季桜」万葉聖、花宝、大吟醸生酒、今井昌平 など
●宮尾酒造(新潟)
「〆張鶴」純、純米吟醸 山田錦、吟撰、吟醸生貯蔵酒 など
●亀田酒造(千葉)
「寿萬亀」超特撰大吟醸、愛山、山田錦40% 本生原酒、昭和51年純米秘蔵古酒、昭和63年山田錦純米吟醸古酒、平成元年山田錦純米吟醸古酒 など
●富士錦酒造(静岡)
「富士錦」純米酒、純米吟醸酒、特別純米 誉富士、吟醸酒、純米大吟醸 愕堂 など
●新藤酒造店(山形)
「九郎左衛門」大吟醸 雪女神、「雅山流」純米大吟醸〈極月〉、大吟醸〈如月〉など
●本田商店(兵庫)
「龍力」純米80、山田錦 生原酒、神力 生原酒、純米吟醸 ドラゴン黒、大吟醸 ドラゴン青 など
●森戸酒造(栃木)
「十一正宗」大吟醸 真、さくら、「尚仁沢」純米大吟醸、純米酒「NY」純米吟醸 など
●南部美人(岩手)
「南部美人」特別純米酒、特別純米酒 愛山、大吟醸、純米大吟醸 など
●藤井酒造(広島)
「龍勢」生酛純米大吟醸 別格品、番外品 其ノ弐、八反 伍拾 純米大吟醸、八反 陸拾 純米吟醸、和みの辛口 特別純米酒 など
※参加蔵元と銘柄は今後変更になる可能性があります。
画像提供:東京農業大学「食と農」の博物館