甘酒は冬場だけに飲むものじゃない 一年通して飲みたい八海山の「麹だけでつくったあまさけ」
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甘酒には酒粕から作ったものと、麹から作ったものと2種類あることをご存知でしょうか? 日本酒の蔵元で知られる八海醸造の「麹だけでつくったあまさけ」が美味しいと人気です。
「麹だけでつくったあまさけ」と「乳酸発酵の麹あまさけ」
蒸したお米に麹菌を加えて糖化させて造る麹。麹でつくった甘酒は栄養価が高いことから「飲む点滴」といわれ、冬場に温めて飲むだけでなく、夏バテ予防の栄養ドリンクとして江戸時代より愛飲されてきました。ノンアルコールなので子供から大人まで飲め、砂糖を使わない自然な甘みが特徴です。美肌効果やダイエット効果もあるとかないとか。
日本酒「八海山」で培った麹造りの高い技術を持つ八海醸造。表面の雑味を取るために60%まで磨いたお米を使い、甘酒専用の麹を造り出しました。「麹だけでつくったあまさけ」は、麹の粒をほとんど口の中に感じないサラリとした飲み口と雑味がない上品な甘さになっています。
八海醸造の本社外観
八海醸造の担当者に聞いたところ、「2006年頃から研究開発が始まり、2009年に販売開始しました。今年は製造所を増設し、年間430万本(1本825g換算で)体制になったことで、今後は販路をさらに広げていく予定です」とのこと。日本酒だけでなく甘酒の製造にも力を入れている理由は、八海醸造本社がある日本有数の米どころの新潟県魚沼地方に、厳しく長い冬を乗り切るために、麹や酒粕、味噌などの発酵食品を使った保存食が発達してきた食文化があるからです。
「地元魚沼で育まれてきた『米・麹・発酵』の食文化を伝えていくのが、その土地で日本酒という『発酵食品』を造っている私たちの使命だと感じております」(八海醸造)
八海醸造に聞いた1日に飲む甘酒の適量と気をつけてほしいこと
食品なので特に「成人」という区切りはありませんが、通常は1日100mlくらいの飲用をおすすめしています。
お子様の場合、乳幼児はある程度薄めて甘味料として料理に加える、離乳後であれば2~3倍に薄めてから飲ませることをおすすめしています。
画像提供:八海醸造株式会社
<八海醸造株式会社>