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<Work Rice Balance ~仕事と日本酒と人生を味わうエッセイ 016> 癒しを求めて猫ラベル

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在宅勤務も長く続き、たまにやむを得ない事情で出社すると「通勤って大変……」と感じるようになってきた。これまで10年ほど、ほとんど意識したことはなかったのに、慣れというのは恐ろしいものである。今の時点で既に、通常業務に戻るのをやや憂鬱にすら感じている。

そんなときには、お酒にも癒しを求めたい。もちろん飲むことで多幸感は得られるのだけど、見た目にも癒しを。そうだ、SNSにも時折猫の画像や動画が流れてきて殺伐とした心を解きほぐしてくれるじゃないか。
ということで、今回は猫のラベルの特集。皆さんも通販などで見つけたら、”ラベル買い”しても良いかもしれない。

【一杯目】

秋田 新政酒造 「亜麻猫 Spark(スパーク)」

白麹仕込みの日本酒を広めたのが、新政の亜麻猫。一般的には焼酎を造るときに使う白麹で日本酒を造ると、クエン酸が残ってとても酸っぱくなり、新たな日本酒の味わいを生み出した。少し芸術的な猫の絵も面白い。

これは亜麻猫のスパークリング版。瓶内でも発酵させているため、炭酸ガスが出ている。白濁りの色に、梨のような瑞々しさ。お米の甘味と共に微炭酸がシュワッと口を刺激するその感じは、どこかシャンパンに近い。日本酒が苦手な人でも楽しめるお酒。

【二杯目】

宮城 萩野酒造 「萩の鶴 さくら猫」

ゆるい猫の絵が可愛い一本。季節によってデザインが変わるけど、春だったので桜の下でのびている。春酒らしいうすにごりタイプの生原酒。

イチゴのようにフルーティーで華やかな香り。一口飲むと、フレッシュで上品な甘さが口の中に広がる。少しガス感があるので飲みごたえもあり、後味のキレもしっかりしていて何口でも楽しめる。

【三杯目】

新潟 猪又酒造 「つきみずのいけ」

最後の猫はシルエットだけ。色も相まって、どこかミステリアスに見える。
酒名を漢字で書くと「月不見の池」 新潟県糸魚川市に実際にある川で、生い茂る木々や藤の蔓、岩などに囲まれ、水面に映る月の姿が見えないことから名づけられたらしい。

旨味とジューシーさが抜群。決して軽くはなく、むしろ比較的重めだけど、するすると飲めてしまうお酒。煮物や中華料理など、濃い味の料理にも合わせやすそう。

***

ラベルを見返しているうちに、狙い通りに心が癒やされた。しかし同時に「もう一度飲みたい」という欲が出てきてしまい、むしろストレスも溜まった気がする。やはりうまくはいかないものだと思いつつ、「日本酒 ラベル 猫」で検索したりして次に飲むものを物色してみる。

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ライター プロフィール

六畳のえる

六畳のえる

コンサルタント/作家/唎酒師
バタバタと会社で仕事をしながら、合間を見て創作に打ち込む日々を送る社会人。
ビジネスマンの悲哀と生来のネガティブが混じったツイートは共感者多数。
業務に一切関係がないのに、日本酒好きが高じて資格を取った趣味人。
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