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オンナひとり「渓流・冬吟」&「渓流・朝しぼり出品貯蔵酒」と戯れる

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大勢でわいわい飲むお酒と違い、ひとり酒ではお酒とゆっくりと語らえる時間を持てます。家族がい類内に関わらず、お酒と紳士に向き合う時間って極上です。今回はそんなひとときのお供に、遠藤酒造さんの渓流を選んでみました。
冬限定の「渓流・冬吟」と全部で7種類ある「渓流朝しぼり」の中から「朝しぼり出品貯蔵酒」を数日かけてじっくり飲み比べです。

渓流「冬吟」はすっきり飲みやすいお酒

<商品情報>
仕込み方法 吟醸酒
アルコール度 15%
日本酒度 +4
酸度 1.3
保存方法 常温
味わい(甘辛度) スッキリとした辛口
【出典】遠藤酒造「渓流・冬吟」商品ページ

商品説明には「大吟醸クラスのすっきりとした味わい」とありました。
渓流「冬吟」、薄いブルーのボトルと数種類の植物が描かれたラベルが美しく、女性に好まれるデザインで、飲む前からワクワクします。また、キャップは少し落ち着いたツヤ消しの銀色、トップに「渓流」の文字があり、ボトル全体のデザインを引きしめている印象です。

実際に飲んだ感想は「とても飲みやすい!」アルコールを後から感じることもなく、どんなジャンルのお食事と一緒に飲んでも合わせやすいイメージでした。
甘いお酒がお好きな方でもこのくらいならすっきりと飲みやすさを感じると思います。
ただ、飲みやすい分お酒好きの方は飲み過ぎには注意してください。すっきりとクセがいため、ついつい杯がすすみます。

渓流「朝しぼり 出品貯蔵酒」は濃厚でうまみあふれるお酒

仕込み方法 生原酒
アルコール度 20%
日本酒度 -6
酸度 2.0
保存方法 常温
味わい(甘辛度) フルーティーな酸味とコクがあるやや甘口
【出典】遠藤酒造「朝しぼり 出品貯蔵酒」商品ページ
こちらは11年連続でモンドセレクション金賞だけではなく国際味覚&品質機構の最優秀味覚賞、インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション金賞受賞と国内外で評価の高いお酒です。

こちらのお酒、新聞紙でくるんだ上からラベルが貼られています。新聞紙をデザインした包装紙なのかと思いきや、本物の地元の新聞でした。
さて、この新聞包装は他の日本酒商品でも時々見かけますが、実は深い理由があるのをご存知ですか?新聞紙には、光を遮断し外気温の急激な変化からお酒を守る効果があります。そのため、古くから伝統的に行われている包装、貯蔵方法です。

包装の下は冬銀のおしゃれさとは違う、茶色いガラスびんです。これも、光を入れないためのこだわりなのかもしれませんね。シンプルに商品名が記載されたラベルは、お酒の味で勝負する酒蔵の人の心意気を感じます。
おススメの飲み方は冷酒やオンザロックとのことでしたので、ガラスの徳利とお猪口で気分を演出してみました。

アルコール度数の高さもあるのでしょうが、酒としてのうまみがとても強く、味の濃いお料理に合わせて飲んでもぐいぐい行けるようなイメージでした。このお酒、お料理に使うと食材にうまみと香りを加えてくれそうです。ただ、あまりにもおいしかったので、料理に使う前気が付けば3日で空になっていました。濃厚なお酒の牡蠣の酒蒸しを計画していたのに、やむなく延期です。

どちらもおススメ

今回飲み比べた「冬吟」「朝しぼり 出品貯蔵種」はすっきりとした日本酒でした。
女性や日本酒をあまり飲んだことがない方には「冬吟」がおススメです。また、日本酒のうまみを感じたいとき、味の濃いお食事と一緒に召し上がるなら「朝しぼり」が、食事と日本酒のおいしさの両方を楽しめると思います。

濃密なひとときはひとり酒ならでは

お酒もお食事もこだわりを持つのは大切ですが新しい味に出会江波、それだけ人生の楽しみの幅が広がると思いませんか?
そして、少しの演出はより、お酒を楽しむ気分をあげてくれます。
ラベルを眺め、わくわくしながら包装をはぎ取り、ブルーの酒器でついにひとくち!その瞬間の感想は人それぞれでしょうが、人生楽しんでナンボ!です。みなさんも、ひとり酒ならではの、濃密な時間を過ごしてみてください。

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ライター プロフィール

日本酒ライター misokko

misokko

三度のご飯よりお酒が好き。ひとり飲みはお酒と語らう極上の時間。