ワイングラスでおいしい日本酒アワード イン 六本木ヒルズ2015
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今年も、お友達とお邪魔してきました。
その都度、付き合ってくれるメンバーは違うのですが、毎回女友達の参加の比率が高い。やはり、ワイングラスで日本酒というコンセプトに惹かれるのは女性の方が、多いのでしょうか?
私の参加は、通算5回目?かな?
おかげさまで、リーデルの大吟醸グラスが確実に増えております。
このイベントでは、リーデルで、日本酒を呑むのに適したワイングラスを蔵元(12社)と開発されて出来たシリーズの中のグラスを、参加者に提供してくれています。
詳しくはこちら
まず、会場入り口にて、お弁当とグラス、会場のパンフレットをいただきます。
少し早めに入って、お弁当をお腹に入れて試飲に備えます。
毎回、お弁当の種類が変わり、今回は主食をメインに作られてました。
グラスを置くスペースも、ありこんな風になります。
2014年ミス日本酒の森田さん、2015年のミス日本酒の小川さんの、お二人もいらしてました。 ミス日本酒が出来てから、日本酒のイメージupも増した様な気がします。
乾杯の挨拶が終わり、試飲の始まりです。
乾杯酒は、山口の五橋さんのゴールドのねねをいただきました。
今回、スパークリング部門で最高金賞を頂いていました。
名前の通り、お酒の中に金粉が入っていました。
お酒をゆっくりと、撹拌すると金粉が舞う様は凄く幻想的でした。
通常のねねと違うところは、年1の限定発売とのこと。
低アルコールで甘酸っぱいさは、日本酒を初めて呑む方や、女性には良いと思います。
瓶内二次発酵による、シュワシュワの炭酸ガスの刺激と、甘過ぎずかといって適度の酸味は食前酒や、デザートの代わりにもなるお酒だと思います。
酒井酒造(山口県岩国市)
原材料:米、米こうじ、金箔
精米歩合:70%
日本酒度: 90
アルコール分:5%
次にいただいのが、山形の 出羽の里 株式会社渡會本店さんの
特別純米 和田来
こちらも、最高金賞をいただいていました。
和田来は、2005年に新しく立ち上げたブランドだそうです。
名前の由来は、藤沢周平の時代小説にたびたび登場する架空の地名『海坂(藩)』が指すとされる天恵の地、鶴岡を中心とする庄内平野。
その大きな大きな『田んぼ』からとれたお米を原料に醸した地酒と共に、皆さまに『和み』がやって『来る』ことを心より深く願いつつ生まれたブランドとの事です。
山形の酒造好適米 の出羽燦々と、食用米のはえぬきを使われて造られたお酒。
出羽燦々の米の資質は、 柔らかく幅のあるお酒を造る。
凄く甘い豊な香りが、グラスから香ってきましたが、飲み口は、サラリとして香と喉ごしの良いギャップが有りました。ご飯と一緒にいただいても、お互いをひきたたせるお酒だと思いました。
株式会社 渡會本店
原料米 出羽燦々・はえぬき
精米歩合 50%
日本酒度 +2
アルコール15-16
その後は、いろいろ試飲をさせていただき、試飲会場の奥の方で
今回、凄く気になったお酒を見つけました。
栃木の西堀酒造さんのお酒。
西堀酒造さんは、国登録有形文化財指定の酒蔵です。
メイン部門の金賞をいただいていらっしゃいました。
ミラクルわかざかり 純米酒
精米歩合88%
アルコール分 15度以上15.9度未満
日本酒度 -18
古代米(赤米)を使われ、純米酒でも、朱金の綺麗な色のついたお酒です。
お米は、地元 小山の農家さん(5件)に栽培を依頼され、そのお米を使われているとのこと事です。
呑んだときの、お酒の果実酒の様な酸味と、ほど良い甘味。
甘味だけではない、古代米100パーセントから醸し出される通常の純米酒とは違う旨みの濃い味わい。
朱の色に含まれるという、ポリフノールとアントシアニンが豊富に含まれた健康的な、身体に優しいお酒。
リーデルのグラスに注がれた時の、凄く映える色は、他のどのお酒よりも秀でていました。
新酒では、そこまでの発色が出ないので敢えて、5年熟成させているとのこと。
それが、より一層、お酒の旨みを出している気がしました。
最後にいただいのは、大好きな宮城のお酒
株式会社 角星
特別純米酒 水鳥記 第1章
最高金賞を受賞されていました。
原料米 兵庫県産山田錦
精米歩合55%
アル17%
日本酒度+3
角星の齋藤社長と、お嬢さん。
気仙沼にある、角星さんは2011年の震災にて、気仙沼湾の近くにある本社建屋が被災されました。 去年、お邪魔したときは、未だ被災した建物を、修復する事も出来ない状態でした。
今年、3月にやっと修復の計画がたち本社建屋の復旧工事にも着手するとの事です。
修復完了は、震災から5年後の、来年2016年にはとの事です。
東北のお蔵のお酒が、最高金賞を受賞され、震災から徐々に前に進んでいるのがわかるのは、凄く喜ばしい事です。
震災直後から、宮城へ多々お邪魔して、いろいろ見てきました。
どんなお手伝いが、出来るのか呑み手として、考えてきました。
少しでも、東北の蔵元のお手伝いが出来ないかと…。
そんな中に、最高金賞の授賞をお聞きしたときは、凄く嬉しかったです。
お酒の資質は、齋藤社長の目指されている、綺麗な純米酒。
最初の一杯から最後の一滴まで飲み飽きない酒を信条として造られています。
口当たりも良く、喉を通った時にどこにも当たらない、えぐみの無い、食事と一緒に取っても、邪魔をしないお酒。
一言、美味しい。
お久しぶりに、齋藤社長にもお会い出来て、お話を伺えたのは嬉しかったです。
このイベント自体は、毎年、毎年受賞される蔵元さんもいらっしゃいますし、初めて受賞され名前をお聞きする蔵元さんもいらっしゃいます。
また、来年美味しい日本酒に出会え事を期待して伺いたいです。