大人気につき入手困難!みつけたら即買い必須の「豊盃」限定酒3本を飲み比べ【前編】
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青森の名酒のひとつ、三浦酒造「豊盃(ほうはい)」。そんな「豊盃」の、直売所でしか販売されていない限定酒2本と、旬のひやおろし(あきあがり)を飲み比べてみました。
三浦酒造って、どんな酒蔵?
三浦酒造が蔵を構える弘前市は、霊峰「岩木山」の清らかな伏流水に恵まれた地域。現在は5代目の兄弟が杜氏となり、真摯な姿勢で酒造りを行っています。2002年には「豊盃 純米しぼりたて」が、グルメ雑誌dancyu (プレジデント社)の「ポスト十四代はこの酒だ!」において金賞を獲得。その人気は年々高まっており、入手困難な銘柄も多いのだとか。
ちなみに今回「あきあがり」を入手した県内の販売店では、三浦酒造のお酒は「おひとりさま1本まで」と制限されていました。「豊盃」をみつけたら「即買い」と覚えておきましょう!
「豊盃」独特の味わいは「豊盃米」から
2015年のチャレンジタンク限定酒「豊盃 豊81(ほうはい)」は、低精白米酒。精米度は非公開。
酒造好適米「豊盃米」は青森県の契約農家により、三浦酒造のためだけに作られています。この米を使い醸造された「豊盃」の特徴は、華やかな飲み口とふくよかな旨味があること。そんな「豊盃」独自の味わいにハマる愛飲家が続出しています。また、年に一度だけ通常とは異なったスペックで仕込まれる限定酒「チャレンジタンク」も、高い人気があるとか。
では、次はいよいよ「豊盃」飲み比べの結果をご報告しましょう!
飲み比べたのは、この2人
今回の飲み比べは、のんだくれライター津川の他、休日はもっぱら「酒を求め、肴を求め」さまよっていると噂のW杜氏にご参加いただきました。酒づくりの専門家は、3本の「豊盃」をどのように評価するのでしょうか?
直売所限定販売「Houhai 純米吟醸」
【スペック】
・アルコール分 16度以上17度未満
・原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
・精米歩合 麹米55% 掛米60%
「Houhai 純米吟醸」の味わいは?
W:旨味、甘み、酸のバランスが良く丸みがある。安定感のある味ですね。
T:確かに、味の土台がしっかりしているというか。
W:飲み口はなめらかで、次にじっくりした味わいに変化し、最後にすうっと消えてゆく。味の幅が広く、ゆったりとした味わいの変化が楽しめます。
「Houhai 純米吟醸」、一言で!
T:この酒、一言で表現するとどんなイメージでしょうか?
W:ミドル級のボクサー、ですかね。筋肉のつき方のバランスがよく、均整のとれた体型。
T:足元もしっかりしていて、動きにも不安がないみたいな?
W:そうそう!
残る「豊盃 あきあがり」「Houhai 大吟醸」2本、評価はいかに?
まろやかで安定感のある味わいの「Houhai 純米吟醸」は、W杜氏もお気に入りの様子。残る2本の評価に、乞うご期待!