『今宵にほんしゅ三昧』”粋な人”だけに読んでほしい日本酒小説(本嫌いの方にもオススメ)
掲載
ひとりでそっと夜に浸りながら呑むとき、手元においてなんとなく読んでもらいたい。日本酒にまつわる情報やお話しを日本酒ライター・友美がお届けする連載です。
木枯らしも吹きはじめ、朝晩はとくに冷える季節になりました。
北海道ではもう雪も降ったとか。
乾燥する時期ですから、みなさん風邪をひかないよう気をつけてくださいね!
(わたしは肌荒れが深刻で、必死に日本酒をすりすり…)
こんな季節は、「読書の秋」と決めこんで、
おうちでゆっくり分厚い長編小説でもいかがでしょう。
・・・いま「絶対読みません」「開いただけで眠くなる」って思った方!!
わたしの周りにも、そういう本嫌いの人が多いんですよね。
お友だちもそうだし、旦那さんも仕事の専門書以外はめっぽうマンガ派です。
そんな非読書家でも、気軽によめるオススメの日本酒連載小説を、ご紹介します。
ポンバル太郎 https://www.kuramotokai.com/ponbar
毎週金曜日に更新される日本酒にまつわる連載小説。
酒、食材、料理、器と全てにこだわる「ポンバル太郎」という居酒屋が舞台。
店主はまだ年若き酒匠の与和瀬 太郎(よわせ たろう)。
常連は、魚屋、蔵元の娘、外国人ライター、陶芸家にクラブのママさんなど多彩なメンバー。
そして、彩りを加えるのは、職人に蔵元に農家や漁師。
たしかに文字数はそれなりにあります。
でも、この記事読んでるってことは、みなさん酒飲みでしょう?!
でしたら、大丈夫!!!!!!
いつの間にか自分もその店に通っている感覚になるし、
酒のウンチク以外にも、伝統行事、風習や食材や器の専門知識も出てきて
毎回飽きないし、ちょこっとかしこくなった気さえします。
わたし自身も、故郷のはなしに食いついたり、
作中の人情にジーンときて思わず駅のホームで泣いてしまったり(笑)。
わざわざ読書する準備をしなくても、休み時間に読めちゃうのが嬉しいですね。
ひとりお燗酒をのみながら、読むもよし。
読んだ内容を、家族との話題にするもよし。
全作読み終えた方には、
マチコの赤ちょうちん
https://www.kuramotokai.com/machiko をどうぞ。
(ポンバル太郎連載まえに、同じく高槻新士先生が連載していたもの)
「この人いいこと言うよねぇ。マスターの間合いも気持ちいいね~」
思いを馳せながら、今日もわたしは熱燗を注ぐのでした。
あなたも、1軒いきつけの店を持ってみませんか?
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