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『今宵にほんしゅ三昧』女性とお燗酒はすこし似ている~ちょっとエッチな日本酒の話

掲載

 

11月に入りました。今年も残すところあと2か月。

暑い時期に冷酒ばかりのんでいた人も、温度が気になるころ。

お燗がとくにおいしい季節到来ですね。

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燗酒用の酒をえらぶとき、冷酒と同じ感覚でチョイスしてはいませんか?

年中おなじ酒をおなじように愛飲するのは、実に結構。すてきなことです。

そんなときでも、日本酒っていうのは

【おなじものでも、温度でまるで変わってしまうんだよ。】

ということを頭の片すみに、置いてくださると嬉しいです。

 

 

まるで変わるといえば日本酒は、しばしば女性にたとえられます。女性

 

「はじめは全然味が開かなくて、あんなに頑なだったのに、

あたためてやると香りも味わいもパァっと華やいでそれからはまるで別人のようだった。」

 

「最初から親しみのもてる穏やかな香りと味。

タイプ!と思ってのんでいるうちに、個性的で自分にはのみづらいひっかかるものに。」

日本酒のことを言っていますが、頭の中で「女性」に変換してみてください。

「あの子脱いだらすごかった」とか「ぼくの手には負えない子だったよ」

なんていう男性の声が、今にも聞えてきそうです。(笑)

 

身持ちが堅い大好きな女性が、自分に身体をゆるしてくれた。

冷たくてつっけんどんな女性が、自分にだけニコッとしてくれた。

そんなギャップに弱い男性は多いと思いますが、

気をゆるしてだらけたりしないでください。

だらしないあなたに微笑んだわけじゃありませんからね。

 

先ほどの後者のように、「あれ?」ということも起こりえます。

お酒はたった5℃。いや、もっとわずかな差でもわたし達がわかる程に変化します。

女性のように繊細で、環境に機敏に反応するんです。

 

やわらかでふくらみのあるもの

凛とした姿勢の正しいもの

都会的な細身でキレイなもの

農家に嫁にきてくれそうな骨太な味のあるもの

それぞれに「こうしたら絶対にうまくなる」ということはなく

こればっかりは、模索と研究を積み重ねるしかありません。

8-3

いちばん簡単な温度をあげる方法は、あなたの体温。

盃にそそいだお酒をそのまま手のひらに包む。

それだけで温度は変化します。

ぜひその違いを楽しんでみてください。

 

 

たったこれだけで変化をするんだから、

逆境に耐えられない子(生酒)は冷蔵庫保管が望ましいですよ。

とかいうのが「要冷蔵」シールの理由です。

そうしないと、あなたはフレッシュな子を連れてきたはずなのに、

渋くて良い味出す子や、見たこともない不思議ちゃんになる可能性さえあります。

ハタチの子とカラオケに来たのに、いきなりテレサ・テンからはじめられたら

「いいんだけどさぁ~。そういうつもりじゃなかったんだよ…」と言いたい。

「いやっ、そんな君もいいよ!どんな状況も楽しめるよ。じゃあ僕はフランク永井だぜ!」

というツワモノは、生原酒を常温で保管してみたりしています。

勧めませんが、それも一興。

日本酒の飲み方に”間違い”はありません。

 

お嫁にもらってから「こんなハズじゃなかった!」と言いたくなったならそれは

あなたとの相性が悪かったか

あなたの味覚が変わったか

あなたが環境づくりを間違ったため。

 

 

男女関係は、相性と好みの問題だから、基本的にとやかく言われることはありません。

日本酒もおなじです。

流行りものや、雑誌、口コミなんかに惑わされず

「あのお酒が好きなんだ。気になるんだ。」と臆せず言ってください。

 

最後にひとつ。

現実の女性と違う点といえば、

「ぼくあの子もあの子あの子も、それにあの子も好き!!」と言い続けていいところ。

だって、どこまでいっても片思いなんですから。

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関友美

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ライター プロフィール

日本酒ライター 友美

友美

日本酒ライター/コラムニスト/唎酒師/フリーランス女将/蔵人
日本酒アドバイザーや飲食店勤務を経て、現在は「とっておきの1本をみつける感動を多くの人に」という想いのもと、日本酒の持つ味わい、文化、食事との相性、風土、歴史、人情など様々な日本酒の楽しみ方を提供。記事の執筆、イベントやセミナー講師および主催、日本酒専門店の女将としての接客業務など多角的な活動を通じて、日本酒のおいしさと日本文化の豊かさを伝えている。現在兵庫県の山陽盃酒造にて蔵人として酒づくり中。
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