年間チョコレート代15万円越えの日本酒唎酒師がおすすめ! あの会場だからこそ手に入る!ホンモノの日本酒チョコレートはこれだ!
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昨今の日本酒ブームで一気に増えたと感じる「日本酒チョコレート」!
有名な日本酒をとりあえず入れてみた・・・というようなものもありますが、やはりこだわりのあるショコラティエはそんなことはせず、日本酒とカカオの繊細なマリアージュに取り組まれています!
日本酒唎酒師兼チョコレートマニアである筆者(実は好きすぎて一時仕事にしていたことも)。
例年有力なショコラティエの日本酒チョコレートを楽しみにしています!
今回は日本酒同様マニアの多いチョコレートの世界でも、草分け的存在である「サロン・デュ・ショコラ」の2019東京会場で入手可能な選りすぐりの日本酒チョコレートの情報を事前公開!
そもそもサロン・デュ・ショコラとは?
日本酒は好きだけど、チョコレートはよく知らない!
そんな方に簡単にご説明いたします。
サロン・デュ・ショコラはパリで1995年から開催。
日本では2003年から開催されている、2019年東京会場においては最大112ブランドの集結する、日本のショコラ業界きっての大イベントです。
「子供のおやつ」としての色が強かった日本において、フランスをメインに世界各国のトップショコラティエの芸術品のようなショコラを打ち出し、日本の「チョコレート」のあり方を大きく変えた草分け的なイベントです。
単なるバレンタインイベントと大きく異なり、セミナーなども開催されており、全国からショコラもしくはショコラティエのファンが集まる傾向にあります。
開催概要
※東京会場以外の情報は公式サイトにてご確認願います。
[東京会場入場チケットについて]
※事前のWEBにてチケット購入が必須
会期
一般会期
2019年1月23日(水)~29日(火)7日間開催
開催時間
各日午前10時~午後8時
会場
新宿NS ビル 地階=イベントホール(東京都庁舎隣り)
公式サイト: http://www.salon-du-chocolat.jp/about
チケット販売期間: http://www.salon-du-chocolat.jp/ticket
一般期間チケット販売期間:2019年1月6日〜
オンラインショップ:https://isetan.mistore.jp/onlinestore_shinjuku/sdc/index.html
パリ会場を席巻!話題の日本酒ショコラが凱旋!
サロン・デュ・ショコラの2018パリ会場で大きな話題となったのが、【Tokyo Chocolate】の日本酒ショコラです!
実は【Tokyo Chocolate】とは日本のメリーチョコレートの海外戦略ブランド。
前夜祭においてはクリアの枡に、出品作に使用しているバラの花びらを浮かべ、日本酒を注ぎ込むパフォーマンスを披露。
会期中は出品したショコラにちなみ「チョコレートと日本酒のマリアージュ」セミナーを毎日開催。
何より出品された日本酒や和素材のショコラが話題となりました。
日仏友好160年(2018年)ということで「新TOKYOジャポニスム」をコンセプトに作られたチョコレートたち。
サロン・デュ・ショコラでは【トーキョーチョコレートプレミアムセレクションボックス(4個入り)¥1,728税込】として販売されます。
朝摘みの紅い薔薇を生で仕入れ、花びらを山形産の日本酒純米大吟醸「出羽桜 一路」に漬けこみ、カカオ感の強いドミニカ産64%カカオに合わせた「薔薇」「青紫蘇といちご」は三層となっており、上段はブラジル産カカオ62%のチョコレートに生の青紫蘇のピューレ、下段はエクアドル産カカオ66%のチョコレートにスカイベリーと日本酒 純米大吟醸「出羽桜 一路」を。
二層の間に、スカイベリーのピューレを使用したパート・ド・フリュイ、と大変繊細なつくり。
なお出羽桜 一路は豊かで華やかな薫りとキレを味わいたい大吟醸酒で、ハイカカオでも存分にマリアージュできる一品です!
「五味のプラリネ」は素材を「煎り酒」という日本の伝統調味料でキャラメリゼし、「赤酢」は日本にこだわる方々ならご存知の「昔の江戸前鮨に使われていた赤酢」と三河本みりんが使用されています。
無難にミルクチョコレートで甘さやまろやかさに頼らず、産地ごとのカカオ特性を考慮して作られた、日本酒やそれぞれの素材にリスペクトを感じるショコラです。
またこのチョコレートは、業界で最も権威ある「c.c.c.(クラブデクロクールデュショコラの略、チョコレート愛好家の会)」の最高金賞であるゴールドタブレットを受賞しました!
京都ならでは、銘酒揃いの華やかな BOX!
チョコレートは、王族の薬→口当たりよく手を加え、貴族の嗜好品となったもの。
味は当然見た目の華やかさも楽しみたいものです。
例年日本酒チョコレートの中でも際立って見た目も華やかなのが、ベル アメール 京都別邸の「瑞穂のしずく日本酒(5個入り¥1,512税込)」和菓子のように繊細な飾り付け、5つ全て京都の銘酒が使われているのが特徴で非常に女性受けが良いのも特徴です。
北本本店「祝」×ビターチョコレート
招徳酒造の「花洛」×キャラメルミルクチョコレート
今年より加わった「大鷹二条城」×ミルクチョコレート
キンシ正宗の「金鵄正宗」×ビターチョコレート
増田徳兵衛商店「月の桂」×ホワイトチョコレート
こちらは日本酒感は強くないのですが、チョコレートがまろやかにお酒の角を包みこみ、それぞれの日本酒の風合が際立つ組み合わせになっています。
※ベル アメール 京都別邸は、ベルアメールの別ブランドですが、通常、オンラインと京都、ほかは催事店舗のみのため都内では非常に手に入りにくいチョコレートでもあります。
スッキリ辛口「雪男」がコロンビア産カカオを纏うと?
青木酒造の「雪男」はスッキリとした味わいで食中酒にも勧められることが多いお酒。
そんなお酒が鎌倉のアロマ生チョコレート専門店「ca ca o」の手で大変身!
スパイシーな香りが特徴のコロンビアのトマコ産カカオを使った【小町通りの石畳 純米酒 雪男(80g)¥2,160税込】
通常45%ミルクチョコレートとなると、カカオの存在感はだいぶ薄れるものですが、こちらはしっかり主張しています。
ミルクチョコレートであることで、「雪男」の尖った部分をうまくチョコレートと一体化させています。
英国で開催されたチョコレート品評会「アカデミー・オブ・チョコレート2018」で約1200点の中から、アルコール・ガナッシュ部門で金賞を受賞
同ブランドは、原材料であるカカオ豆を丁寧に選び抜き、そのアロマを引き出す製造法にこだわっています。
生チョコレートで口どけも滑らかなので、ぜひ日本酒と合わせて試したい一品でもあります。
まとめ
いかがでしたか?
実は日本酒もチョコレートも、それぞれ職人が素材・手法にこだわって作り上げるこだわりが出る品。
「チョコレートなんて・・・」と言わず両方是非試していただきたいと
チョコレートマニアな日本酒唎酒師としては思っています。
「サロン・デュ・ショコラ」はショコラティエもブースにいることがありますから、
是非素材のこだわりやチョコレートと日本酒をどうして合わせたかったのかなど、聞いてみるのも良いのではないでしょうか?
1粒で日本酒とチョコレートのマリアージュが楽しめる「日本酒チョコレート」
今年は是非トライして見て!