来年挑戦したい人も必見!アマチュア日本一決定!第38回 全国きき酒選手権大会詳細レポート!
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さる2018年10月26日、グランドプリンスホテル新高輪にて【第38回 全国きき酒選手権大会】が開催されました!
実は1981年から開催されている、歴史ある「アマチュア日本一を決める」きき酒選手権大会なんです!
本イベントは、「個人の部」「団体の部」「大学対抗の部」「インターナショナルの部」の4部門で競い合います。!
老若男女、超高学歴に有名私立、海外選手、、、
涙も見られた熱い大会をレポートします!
来年我こそは!という方は必見!
開催概要:
日時:2018/10/26 12:00~17:50
場所:グランドプリンスホテル新高輪
部門および参加人数:①個人の部(72名)
②団体の部(都道府県代表 各2名)
③大学対抗の部(13大学26名)
④インターナショナルの部(12カ国23名)
個人・団体の部の競技者は各地の予選会等で決定
主催:日本酒造組合中央会
公式サイト:https://www.japansake.or.jp/sake/kikisake/guide/index.html
競技方法:①筆記試験(インターナショナルの部は免除)
②きき酒競技
応募方法:全国都道府県の各酒造組合により異なります。
都道府県ごとに予選会等を行いますが、
単独イベント、他イベントとの同時開催など各地で異なるとのこと。
お住まいの地域の酒造組合HPを、
つぶさにチェックすることをお勧めします!
日本酒通も苦戦?!筆記問題!
今年の出題は「きき酒で重要なポイント」や、
「ラベルに記載される情報の詳細について」
「日本酒の保存方法」「日本酒のマナー」など幅広く出題!
それでも、各地の予選会を勝ち抜いたツワモノたちは淡々と記述!
特別に今年の問題と解答を公開させていただきました!
来年挑戦したい方は、地域の酒造組合のHPを随時チェックしつつ、
日本酒について勉強してみてください!
コンディションも問われる「きき酒」は超難問?!
きき酒の大会、と聞くと「ワインソムリエのコンクールみたいに、飲んでどこのどのお酒か当てるの?」とイメージされる方が多いようですが、
今回の大会では全く異なる方法となりました!
まず7 種類の酒質(純米吟醸酒、大吟醸酒、純米酒、本醸造酒、生酒、低アルコール酒、普通酒)を色や香り、味わいからきき分け、好みの順位をつけます。さらにもう一度きき酒し、1 回目につけた順位と照合。整合性が取れているほど、点数が高くなる方法です。
単に日本酒を楽しく飲んできた!という経験だけでは対応不可能ですよね。
つど日本酒をきちんときき酒し、分類、造り方の知識と合致している必要があります。
また味覚は体調やコンディションにも左右されるため、
日本酒に馴染みの深い業界関係者でも「今回全然合致しなかった・・」という声も。
結果発表!
熾烈な戦いを勝ち抜いた選手たち。
表彰式では涙も見られ、選手たちの真剣な思いがさらに伝わるものでした!
おめでとうございます!
なお3位以上の入賞者には、日本酒1年分、お米1年分・・・などの莫大な量の景品が用意されていました!
順位
個人の部:優勝・高橋 嗣明さん(長野県)
準優勝・服部 知邑さん(愛知県)
3位・青木 三枝子さん(千葉県)
優勝者コメント:
「筆記試験が心配でしたが、優勝できて良かったです。料理を作るのが好きで、日本酒に合うつまみを作りながら一緒に飲んでいくうちに、自然と舌が鍛えられていきました。優勝賞品として貰った日本酒は、日頃の飲み仲間たちと一緒 に飲みたいと思います。」
団体の部:優勝・宮城県(三村聖子さん、奥原直美さん)
準優勝・愛知県(阪野里帆さん、服部知邑さん)
3位・高知県(川田博士さん、三戸毅さん)
優勝者コメント:
三村さん:「いっぱいお酒を飲んできて良かったです。とても嬉しいです。」
奥原さん:「(きき酒の秘訣について)日本酒は、飲んだ量は裏切りません!」
大学対抗の部:優勝・京都大学
準優勝・徳島大学
3位・青山学院大学
優勝者コメント:
京都大学の日尾さんのコメント「日本酒サークル内で予選を行い、
勝ち上がった者同士で参加しました。優勝できて嬉しいです。
サークルでは、月に 1 度各々が日本酒を持ち寄り、
プレゼンしたものを飲んだりしていたことが優勝へと繋がりました。」
インターナショナルの部:優勝・金彩潤さん(韓国)
準優勝・李倫さん(台湾)
3位・Jean-Gaspard Pàleniček さん(フランス)
まとめ:大盛り上がりのうちに終了した「第38回 全国きき酒選手権大会」についてレポートしました!是非、我こそはという方は2019年の予選会に参加してみましょう!