品川の古酒専門バー、酒茶論(シュサロン)
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品川駅近くウィング高輪二階にある丸みを帯びた建物が、古酒専門店『酒茶論』です。
外観に比べ内装は木材を意識した作りになっていて、落ち着いた大人のBARといった雰囲気です。『酒茶論』では古酒専門店というだけあって、常時100種類ほどの品種が楽しめます。お店の方にまず進められたのが、「飲み比べセットA」。
【5年以上 東力士秘蔵 大吟醸】【1993年 義侠 若水 純米】【1988年 花巴 本醸酒】です。出されて一番最初に感じたのが、色が美しいことです。年代を重ねるにつれて濃く変化していく古酒は、時間を色で刻んでいるようです。若い順から飲むと年月を経て引き出される色合いと深い味わいがグラスごとに楽しめます。
マスターにおすすめされていただいた、【afs(アフス) 2014年】 【afs(アフス) 1975年】の飲み比べです。日本酒に馴染みがない方は驚かれると思いますが、日本酒というより白ワインに似た味わいが特徴的です。
軽い味わいの中に、酸味と甘さが口の中で広がります。若い女性で日本酒はちょっと、、、という方にも飲みやすいかと思います。
そんな【afs(アフス) 2014年】の古酒【afs(アフス) 1975年】は、高貴な甘みととろみがプラスされ、濃厚な味わいが楽しめます。じっくりと時間をかけられるからこそ生まれる香りと味わいを舌で感じることができます。
菓子屋に特別に作ってもらっているという酒茶論でしか頂けない【オランジェットのチョコレート】を一緒に頂くと、また一段と香る日本酒に大変身します。オレンジピールの香りとチョコの風味が【afs(アフス) 1975年】の味わいをより一層深いものに変えてくれます。日本酒の古酒を楽しめるのはもちろん、BARとしても素晴らしいお店です。マスターの古酒の知識は奥深く、お客さん一人一人に合う古酒を選別してくれるのも、古酒初心者としては嬉しいところです。
お店の方の心使いと古酒に対する深い愛情を感じられるお店、古酒専門店『酒茶論』(syu sa ron)。是非古酒の世界を体験してみてはいかがでしょうか。
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