博多の森
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この酒名が福岡のお酒であることを否が応でも教えてくれます。製造している酒蔵は福岡県宇美市の小林酒造本店です。寛政4年からの長い歴史を持つ酒蔵で日本酒以外には焼酎、リキュールを作っていますが、やはり人気は超辛口純米酒「博多の森」です。このお酒は福岡県糸島市の山田錦と三郡山のお水を使っているので、福岡の素材のみを活用したお酒になります。酒蔵の福岡愛を感じずにはいられません。
ラベルからは力強さが伝わってきます。見事な書きっぷりです。
ボトルからグラスに注ぐとほのかな香りと共に無色透明な博多の森が登場します。
実際に飲んでみました。
博多の森は超辛口というだけあって飲み込んだ時に喉がカーッと熱くなる感じがします。他の日本酒と飲み比べてみるとこのお酒の辛さが鮮明に際立ちますが、一方で後味はクセがなくスッキリとしています。
一杯飲み干したところで、今回はホウレンソウの白和えと一緒にいただきます。一般的に辛口の日本酒には塩辛い料理が合うと言われていますが、このホウレンソウの白和えも抜群に合いました。辛口とクリーミーなおつまみもマッチするのです。博多の森は今回紹介した純米酒以外に冬季限定の初しぼり博多の森が発売されています。初しぼりなのでフレッシュな風味が楽しめるはずです。同じお酒であっても純米酒と初しぼりを比較しながら飲んでみると味の違いが鮮明に感じられるので、日本酒の奥深さを学べるかもしれません。ぜひ飲み比べてみて下さい。
ちなみにですが発売元の小林酒造本店は酒蔵見学ツアーを無料で開催していますので、お酒造りに興味があれば申し込んでみるのも良いですね。