蔵開き?いえ、東京の酒蔵・野外フェス!!進化した「豊島屋フェスタ2015」
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こんにちは、友美です。
先日お知らせをした「豊島屋フェスタ2015」。
(蔵開きから「豊島屋フェスタ2015」へと進化。東京の酒を飲みに行こう!)
2015年11月15日(日)
3,800人の来場を記録したイベントのレポートです!
従来の蔵開きから一転。
DJ、映画館、飲食店、バンドステージ、グッズ販売など。
前代未聞、とは言わないが、これらをクラブやレンタルスペースではなく
東京の蔵そのものでやるのは初ではないでしょうか?!
もちろん蔵のスタッフだけでなく、それぞれ各分野のプロが集結。
知恵を振りしぼり、企画を練り、
迎えた当日はさらに、企画に賛同するボランティアスタッフも多数集まりました。
天気予報は、雨のち曇り。
オープン前から並ぶ人も出て、それぞれが不安な面持ちで空を見上げるなか、
みんなの願いが届きやがて雨は止み、
お昼ころには、青空から太陽が差し込んで、上着をきていては暑いほどの陽気に!
こちらが晴れ男の豊島屋酒造4代目の田中さん。
根拠は全くないけど、そんな気がする元気いっぱい太陽のような人なのです。
この日も、始終にこやかに参加者に声をかけていた
この気さくなお兄ちゃんが次期社長だとは、みんな思ってないだろうなぁ(笑)
一緒に横断幕をくぐり、蔵フェスタ体験をしてみましょう♪
まずは入り口で、試飲酒引き換え用のチケットをゲット。
金婚 本醸造「しぼりたて生酒」無濾過直詰 蔵出し1号
金婚 「にごり酒」冬季限定活性清酒
この2種と引き換える。
お酒を持ちながら、さらに試飲をしたい人は右。
わたしは、2種の酒を受け取ってから3m。まだ呑みきれていないので左へ。
すごい人です。
美味しそうな食べ物やお酒に並ぶ行列。
販売ブースでは、この日限定のお酒や天上みりんも買うことが出来ます。
お土産にするも良し、その場で呑んでしまうも良し。
(こちらで造るみりんは、そのまま呑んでも美味しいです)
買い物を終えたら、酒と食べ物を手にDJブースへ。
新木場にある日本最大のクラブ「ageHa」で活躍する面々を中心としたOCHOCO BOYz。
彼らがこのブースの監修をしています。
昼間の酒蔵で、確かにここだけ異空間。
でも、その非現実感が妙に心地よくて、
みんな日本酒と水をのみながら音楽に乗って、ゆっくり揺れています。
夜のクラブと違って、子どもが一緒でも大丈夫。
温かく微笑みながら迎え入れてくれるのは、お昼間イベントの良さですね。
それからもうひとつの目玉は、酒蔵シネマ。
移動映画館の「キノ・イグルー」が、集まった酔っ払いをみて
その場に合わせた5分間×2本=計10分、の映画をみせてくれるというもの。
わたしが行った回は、バスター・キートンの『セブン・チャンス』。
それから、映像作家マックス・ワイントラウブ氏の未公開画をふんだんに使用した『オーレ・エクセル イン モーション 』というアニメ。
この日集まったのは、「屋守」「十右衛門」という豊島屋酒造の酒を愛して止まないコアなファンだけではありません。
地域の「金婚」好きのお年寄りや、子連れの家族、お友だちに誘われてきた日本酒ビギナーもいますし、
町内のお祭りのつもりで来ている人も、外国人の顔もチラホラ見かけました。
酔っていても、子どもでも外国人でも言葉をこえて楽しめる2作品。
外の喧騒を忘れて、ゆっくり楽しめた10分間でしたよ。
その他にも、【蔵見学】や酒についての【質問なんでもお答えコーナー】があったり。
のん兵衛にとって、至れり尽くせりの一大酒飲み野外フェスでした。
どこをみても、笑顔、笑顔・・・笑顔。
来年以降、有料イベントになってしまうそうですが、
お金を払ってでも行きたい中毒者続出の様子。
すでに来年の賑わいも予想されますし、企画にはさらに磨きがかかることでしょう。
ぜひご家族連れ、仲間連れで来年足を運んでみてはいかがでしょうか。
以前おこなった見学会の様子
豊島屋酒造(東京都)見学会【上】 ~日本酒は「工業製品」ではありません~
豊島屋酒造(東京都)見学会【下】 ~日本酒は「工業製品」ではありません~