【コラム003】日本酒の醸造年度。BYってなぁに?

 

こんにちは、友美です。

ボジョーレヌーボも解禁され、陽だまりの恋しい時期となりました。

今年も、もう終わりが見えてきましたね。やり残したことはありませんか?

わたしは、「年内あともう1回キャンプで熱燗をつけたい!」と思っています。

atsukan

 

【醸造年度~BYって?】
年のおわり、と言えば

日本酒にまつわる”年の区切り”には様々なものがあります。

暦年(1月1日~12月31日)
会計年度(4月1日~翌3月31日)
米穀年度(11月1日~翌10月31日)

 

そして今回の、醸造年度(7月1日~翌6月30日)です。
製造年度、酒造年度ともいい、

英語にするとBrewing Year(ブリュワリーイヤー)と呼ぶので

今つくったお酒なら「27BYのお酒」という具合にあらわします。

 

【どうしてできたの?】
なぜこんなものがあるかというと、

お酒は元々冬の寒い時期につくる。

暦年や会計年度を元にすると、税務監査時にズレが出てくる。

そういうお役所都合で昭和40醸造年度にできました。

by梅の宿 byby

それをわざわざ製品に書くことは、従来あまりなかったのですが

すぐ市場に出されるものや、逆に極端に熟成してから出荷、などという変化により

のみ手の時期への意識が高まった近年、

酒蔵側からのアピールの意味もこめて、記載する例が増えているよう。

 

「このお酒美味しいですね」

「それの22BYもあるよ」などと言われ、
「はて、いつだろう・・・」とわたし自身思ったことから

逆引きの表をお届けします。

【醸造年度と西暦早見票(BY)】

13BY 2001.7.1 2002.6.30
14BY 2002.7.1 2003.6.30
15BY 2003.7.1 2004.6.30
16BY 2004.7.1 2005.6.30
17BY 2005.7.1 2006.6.30
18BY 2006.7.1 2007.6.30
19BY 2007.7.1 2008.6.30
20BY 2008.7.1 2009.6.30
21BY 2009.7.1 2010.6.30
22BY 2010.7.1 2011.6.30
23BY 2011.7.1 2012.6.30
24BY 2012.7.1 2013.6.30
25BY 2013.7.1 2014.6.30
26BY 2014.7.1 2015.6.30
27BY 2015.7.1 2016.6.30
28BY 2016.7.1 2017.6.30
29BY 2017.7.1 2018.6.30
30BY 2018.7.1 2019.6.30

 

ただし、あくまでも税務署が検査したときにBYが決定するので

実際にしぼったタイミングとは誤差がある場合があります。

 

ひとつの目安、のむ際の酒の肴程度に思っておいてくださいね。

 

友美

 

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