中延日本酒飲み歩きイベント「秋の地酒路2017」
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品川区中延の商店街「スキップロード」で開催されている「地酒路」イベントは、6回目を迎えました。
参加蔵は全国から15蔵。100種類以上の銘柄が集まり、「ひとり6合呑んでも余るよ!」と言っていたほど、たっぷり日本酒は用意された今回、賑やかに楽しく笑顔溢れる会となりました。
「地酒路」の楽しみはこれ!
このイベントは、春の新酒と秋のひやおろしの時期、年2回行われており、前売り2200円。お猪口を受け取ったら即スタートです。
まずは、主催者でもあるシュウサケコーポレーションから始めるのがおすすめ。
生酛、山田錦、アル添などのスペック別にカテゴリーされていて、呑み比べるには実にわかりやすい。こういう機会だからこそ、酔っ払ってしまう前に、楽しみながらテイスティングしてみてはいかがでしょう。
時間は13:00~15:30。商店街のあちこちに設置されているテーブルにある日本酒を、それぞれ自分で注いでいきます。
おつまみは店頭で販売。
食べ歩きもよし、テーブルに座ってもよし、自由に楽しんでいます。
歩き疲れたり、ゆっくり呑みたいという人は、参加飲食店の店内へ。
特別メニューがあり、お得感満載のおつまみで、店のカウンターに設置された日本酒をのんびり味わえるのです。
参加蔵元の一部を紹介しましょう
<シュウサケコーポレーションの北山さん(左)と新谷酒造の新谷さん(右)>
無濾過生原酒が中心のラインナップ、わかむすめ。燗にしても味わい深く、首都圏でも人気です。
<大塚酒造の杜氏、大塚さん>
いつも笑顔が可愛く、皆に愛される女性杜氏。酒質も年々上がってきています。
<幸姫酒造の峰松さん>
今回初登場。生産量は少ないながらも海外に出荷される実力蔵。一番安いが食事に合う、いつまでも呑める純米酒が一押し。
<松岡醸造の松岡さん>
女子が群がってくるほどのオトコマエ。松ぼっくりのラベルが可愛らしい純米吟醸生原酒の味わいが素晴らしい。半年間常温で寝かせたというこのひやおろしは、円熟な、まるで熟した果実のようでした。
<はつもみぢの原田さん>
利き酒の達人、原田社長。こちらの蔵は四季醸造のため、ひやおろしの季節ではありますが新酒もあるという、違った楽しみもできます。
開催当初は蔵元が注いでいましたが、どうしても量が多くなり、自分で呑める以上のお酒を口にし、泥酔してしまう人も出てきたそうで、ある時から自分で注ぐスタイルに変更したそうです。
そのおかげで、主催者も蔵元も自由に移動。参加者と和やかに会話をする場面も見受けられ、途中からは蔵元たちも赤ら顔になってくる様子が伺えました。とても自由で、それでいてトラブルもなく、商店街の温かい雰囲気に馴染む良いイベントです。
品川区の中で昔から親しまれてきた商店街。極上の日本酒を、出来立てのお惣菜と和やかな雰囲気の中、ゆるりと味わってみてはいかがでしょうか。
(文 まゆみ)