静岡と山梨の地酒で郷土料理ほうとう鍋を囲む!
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こんにちは!お酒欲張り主婦ライターのharumiatamiです。
今回は地元静岡とその隣で小学生時代から過ごした山梨県と両方の地酒で郷土料理であるほうとう鍋を囲んで、家族や友人たちと盛り上がりました!
静岡と山梨の銘酒の違いをつまみと共に、郷土料理であるほうとう鍋を囲みながらじっくり味わうのも乙なもの!
家飲み、鍋飲みに最高な静岡と山梨のほっとする地酒をご紹介します。
うっとり甘口高砂 純米吟醸とキリッと辛口七賢 淡麗純米
今回は静岡の富士高砂酒造の高砂山廃純米吟醸山田錦と山梨の山梨銘醸七賢の七賢淡麗純米の2本をお客様である友人のおひとりが持参して下さいました!感激です!
まずは山梨銘醸の七賢ですが、七賢と言えば私は4年前に91歳で亡くなった父を思い出さずにはいられません。
父は山梨出身で私も小学生時代を山梨で過ごしました。
南寄りの地域でしたが、熱海の暖かさとは違い冬は雪かきをするほどの寒さで、地酒としてのお酒の味わいも温暖な静岡とは対照的なイメージがあります。
父は必ず夕食前によく晩酌をしたものです。その晩酌の酒が必ず七賢でした。たまに菊水の辛口の時もありましたが、酒屋で七賢の一升瓶を注文する事が決まりでした。
つまみはイカの刺身が常でしたが、なくともまずはそのまま小さな酒グラスにいっぱい。とても美味しそうに飲んだものです。
なので父の遺影とお位牌に、頂いた七賢をおちょこで備えました。
友人も一緒に手をあわせてくれて、今日は思わぬ来客にさぞ喜んでいるだろうと、私も思わず涙がにじみ出てしまったのです。友人と七賢に感謝です!
そんな七賢はやっぱりピリッと父の思い出が辛いまさに父の味!山梨の寒さを思わせる辛口と言った感じです。父は熱燗で飲む事も好みました。甘酒が大好きな父は甘党でもあったので、七賢は熱燗にすると甘口が際立って好みだったのでしょう。
当然、郷土料理のかぼちゃいっぱいのほうとう鍋とは抜群の相性です!
さて、地元静岡の高砂山廃純米吟醸ですが、私の純米酒のイメージが少し変わりました。
純米酒というとこってり甘口といったイメージが強かったのですが、こちらはとても上品な純米酒、それもそのはず純米吟醸酒だからなのでしょうか。うっとりする甘さの中にもすいすい活けてしまうような何かがありました。純米吟醸酒は初めての体験です。
富士高砂酒造さんHPによると、ぬる燗がおすすめとの事、次回はぜひぬる燗にして頂きます!これから私のマイブームになる可能性大です。こちらも味噌味がこってりのほうとう鍋には相性も良いお酒と言えます。
郷土料理とその土地の地酒の相性は抜群!ぜひご家族やお仲間とお試しくださいね!