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awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

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2016年11月1日、スパークリング日本酒「awa(あわ)酒」を世界に広める目的で、「一般社団法人awa酒協会」が設立されました。「シャンパンやスパークリングワインに代わり、世界の乾杯シーンで選択してもらおう」「2020年東京オリンピックの乾杯酒を「awa酒」にした」、という志のもと発足した協会です。

八芳園でおこなわれた、認定酒お披露目会の様子をお届けします。

awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

協会で定められた認定基準

awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

一定の基準をクリアしたものだけに「awa酒」という認定を与えるという方式をとり、その後も定期的な検査を実施するという。このことによりシャンパン同様、各酒蔵の個性は尊重されつつも、世界中の消費者が安心して手に取ることができるようになります。

■awa酒の基準
商品開発基準と品質基準の2つの観点から定義を定めています。
<商品開発基準>
1.米(※1)、米こうじ及び水のみを使用し、日本酒であること
2.国産米を100%使用し、かつ農産物検査法により3等以上に格付けされた米を原料とするものであること
3.醸造中の自然発酵による炭酸ガスのみを保有していること(※2)
4.外観は視覚的に透明であり、抜栓後容器に注いだ時に一筋泡を生じること
5.アルコール分は、10度以上であること
6.ガス圧は20℃で3.5バール(※2)(0.35メガパスカル)以上であること※1 純米であることや精米歩合については規定しない
※2 二次発酵についてはタンク内でも瓶内でも規定内とする<品質基準>
1.常温で3ヶ月以上、香味、品質が安定していること。また火入れ殺菌を行うこと
2.炭酸ガスは、配管及び容器内のガス置換の目的で使用するものを除く
【出典:awa酒協会HP

上記基準をクリアし、認定登録された9製品です。各蔵の意気込みや製品開発についてのコメントとともに、ご紹介しましょう。

参加酒蔵と認定された9製品

awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

秋田県「出羽鶴・刈穂」秋田清酒株式会社
『出羽鶴 明日へ』

秋田県「出羽鶴・刈穂」:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「乾杯をする場面というのは、ハレの日、おめでたい席ということが多い。このお酒を飲むみなさまの未来が明るいものになるように、という願いを、”明日へ”という製品名に託しました。」(伊藤洋平社長)

群馬県「水芭蕉」永井酒造株式会社
『MIZUBASHO PURE』『THE MIZUBASHO PURE 2008』

群馬県「水芭蕉」:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「”どうしても5気圧を超えるものを作りたい”、など細かなこだわりを貫いたため、製品完成までに、700回もの失敗がありました。ようやく辿り着いたのは、通常のawa酒とヴィンテージの2種類。2008年ヴィンテージは、貴醸酒と純米大吟醸のブレンドからできており、それぞれ全く違った楽しみを感じていただくことができます」(永井則吉社長)

埼玉県「菊泉」滝澤酒造株式会社
『菊泉ひとすじ』

awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「今回認定された中で1番小さい蔵がうちです。たった750本のみのお届けになってしまいますが、でも小さいながらに20年間培ってきた技術があります。それを感じていただければ幸いです」(滝澤英之杜氏)

山梨県「七賢」山梨銘醸株式会社
『七賢 星ノ輝』

七賢 星ノ輝:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「蔵がある山梨県北杜市白州町は、ワインとウイスキーが有名な土地。その第3の酒として定着させたいのが今回のawa酒である『星ノ輝』です」と蔵の将来だけではなく、地域の活性もふまえて意気込みを語る北原対馬専務理事。

岩手県「南部美人」株式会社南部美人
『南部美人あわさけ』

南部美人あわさけ:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「今日が本当のお披露目の日です。昨日までは蔵の中でもわたし以外、この味を知りませんでした。これからはカヴァじゃなく、シャンパンでもなく、awa酒で乾杯されるようにしていきたいと思います」(久慈浩介社長)

新潟県「八海山」八海醸造株式会社
『瓶内二次発酵酒 あわ 八海山』

瓶内二次発酵酒 あわ 八海山:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「好まれるフルーティな味わいを出し、ガス圧は高めに設定しました。このawa酒がキッカケとなり、お酒が活用され、世界中の人たちの食生活が豊かになることを願っています」(井上浩GM)

 

鳥取県「千代むすび」千代むすび酒造株式会社
『CHIYOMUSUBI SORAH』

鳥取県「千代むすび」:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「弊社でつくった初めての透明な発泡日本酒です。先日おこなわれたイタリアワイン最大の見本市 “VINITALY”でもフランチャコルタが人気を集めました。日本酒もこれからはawa酒(人気)が来る、そう確信しています」(岡空晴夫社長)

 

佐賀県「七田・天山」天山酒造株式会社
『天山 スパークリング』

天山 スパークリング

▲「ただの発泡日本酒ではなく、米由来の味わいをこの中に出したい、と苦心し、5年がかりで完成した製品です。酸が強めでかなりドライにつくりましたので、食事と合わせる食中酒として楽しんでもらいたいと思っています」(七田謙介社長)

 

石川県「福光屋」福光屋

※今回製品の完成が間に合わず、実物のお披露目は叶いませんでした。

 

当日の会場の様子

awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲各蔵に合わせたフィンガーフードが振る舞われ、マッチングを楽しむことができた。〔右下〕

ミス日本酒2017:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲ミス日本酒2017の田中梨乃さん、準グランプリ・加藤香さんと藤内秋桜(こすもす)さん〔左上〕

「千代むすび」の開栓:awa酒・新しいシーンを創造する酒「2017年認定式お披露目会」

▲「千代むすび」の開栓に手こずる様子〔右上〕安倍晋三首相をはじめとした錚々たる面々からの花が入り口を彩る〔左下〕

 

発泡性の日本酒、スパークリング日本酒、Sparkling SAKE…様々な呼び方があり、多くの製品がリリースされています。市場ニーズや評判も高まる中、立ち上がったawa酒協会。そして「awa酒」。これからどのような展開を見せるのか。日本と世界における役割は。今後の展開が期待されます。

 

awa酒の認定式及びお披露目会概要

日時 : 2017年4月13日(木)19:00 〜 20:30 (18:30開場)
場所 : 八芳園(東京都港区白金台1丁目1 – 1)
入場料:10,800円(税込み)

主催:一般社団法人awa酒協会

 

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ライター プロフィール

日本酒ライター 友美

友美

日本酒ライター/コラムニスト
飲食店向け日本酒バイヤーや日本酒BARの看板娘を経て、「とっておきの1本をみつける感動を、多くの人に」という想いから初心者向けのイベントやセミナーの主催や記事を執筆。昭和59年度生まれの5人の酒蔵跡取りが集結した信州59年醸造会、通称「59醸(ゴクジョウ)」にサポートメンバーとして参加するなど活動の幅を拡げている。
寒さに弱い北海道出身。
オフィシャルHP

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