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鶴岡江戸屋敷。

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鶴岡江戸屋敷。

モダンな外観の建物からは、そこが山形県の中心市である鶴岡市が東京に構える東京事務所だとは気づかないほど。住宅街が続く街並みにひっそりと表れるため、良い意味で「風景に溶けこんでいて自然」といえます。

そんな「さりげない存在感」にあふれた鶴岡市東京事務所「鶴岡江戸屋敷」は、店舗の屋根を山形県が誇る庄内平野から眺めた出羽三山をイメージしたこだわりデザイン仕様。コンクリート打ちっぱなしのちょっとしたデザイナーズ風なイマドキともいえる外壁と、古くから山形を象徴する大自然のひとつ出羽三山を融合させていることも、柔軟性に長けていることをうかがわせます。

「なぜ鶴岡市の東京事務所が西葛西に?と不思議に感じる人もいるのではないかと思いますが、実は東京都江戸川区と山形県鶴岡市は、第二次世界大戦時の学童疎開が縁で友好都市として結ばれており、江戸川区西葛西の現在の場所に平成2年4月に開設されたのがはじまりといわれています。

東京事務所としての機能を優先させているため、ショップという雰囲気ではありませんが、アンテナショップ・観光案内コーナーを併設しているのが同店の特徴。特に観光案内コーナーは必見で、壁面に張られた鶴岡市の巨大地図ポスターや、ありとあらゆるパンフレットは「旅行に行きたい!」という気持ちを高めてくれるほど。風光明媚で知られる鶴岡に想いを馳せることができます。

鶴岡江戸屋敷。

アンテナショップ機能は小規模ながらも、鶴岡名産の地酒、漬物、そばをはじめ、伝統的な民芸品など厳選された特産品が取りそろえられています。事務所の人に声をかけると、それぞれの商品の味わいや、鶴岡市に観光に行くにはどこがおすすめかなど気さくに教えてくれるため、迷ったら声をかけてみるといいでしょう。

また、年4回行われる「観光と物産展」、8月末の「えどやしき朝市」、2月11日開催の「寒鱈まつり」など、旬の農水産物、漬物などを産地直送で提供していることも注目ポイント。主なものは、漬物(赤かぶ漬・からし漬)、民芸品(御殿まり・絵ろうそく)が中心。鶴岡ならではの特産品、工芸品を買い求めることができるため、ぜひこの時期は訪れるようにしてみてください。この他、江戸川区民まつりなどでも特産品の販売がされるため、そちらも注目です。

鶴岡市東京事務所 鶴岡江戸屋敷

住所東京都江戸川区西葛西7-28-7 【地図
電話番号03-5696-6821
営業時間8:30~17:00
定休日土日祝日・年末年始