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2匹の兎ラベルが可愛い日本酒「二兎」 今年の新酒が購入出来る長誉(ちょうよ)祭りを覗いてみた

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愛知県岡崎市生まれの日本酒 「二兎」を知っていますか?
日本酒好きには言わずもがな、発売開始から2年足らずで、その華やかな風味と丸い口当たりが評価された話題の日本酒ですが、普段日本酒に触れる機会の少ない方には聞き慣れない銘柄かもしれません。
二兎は向かい合った二匹の兎のラベルが印象的な、愛知県岡崎市にある丸石醸造で造られる地酒です。今回は今年の新酒の即売会を兼ねた、丸石醸造の春祭りである長誉(ちょうよ)祭りを覗きに行ってみました。

雨ニモ負ケズ 覗いてみた二兎即売会

長誉(ちょうよ)祭りは丸石醸造の敷地を開放して行われます。長誉とは丸石醸造が実際に販売している日本酒の名前を取って付けられており、岡崎市内には長誉という名の付く飲食店も見受けられます。即売会の会場となる建物も「長誉館」と案内が出ていました。
当日は生憎の雨模様でしたが、会場では地元の飲食店が明るい売り声でブースを広げていたのが印象的でした。

丸石醸造は名鉄線東岡崎駅から徒歩20分程の住宅街にあります。
長誉祭り主催者の丸石醸造は、二兎の他にも「徳川家康」や「三河武士」など岡崎市に縁のある銘柄で有名な醸造元です。敷地内入って左手の白壁の建物は常設の売店になっており、二兎を初めとする日本酒の他、甘酒や果実酒などを購入出来ます。
こちらの売店とは別に、今回の春祭りで即売していたのはこちらの商品です。

訪れたのは当日午前11時頃。あさ9時の開始から2時間程でしたが、既に限定酒2種は売り切れ。やはり人気の高い二兎は即売所の入り口すぐで試飲・販売が行われていました。

二兎の他にもこの春祭り限定として販売していた日本酒もあり、こちらも試飲が可能でした。
一番奥のスペースでは、畳小上がりの座敷が両脇を囲んでおり、来場者の購入した日本酒とおつまみの飲食が可能です。屋内スペースですので当日の雨を気にせず楽しめます。
こちらでは樽酒がセルフで振る舞われていました。

酒蔵の開くイベントで樽酒の振る舞いはよく見かけますが、自分で飲みたいだけ注ぐスタイルが何だか粋でした。あまり経験出来る機会でもないので、1杯肖るのも酒蔵イベントの醍醐味かもしれません。

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開放スペースの少ない酒蔵が多い中、丸石醸造では樽酒と酒造商品の販売所のある1階の他、2階も1フロアが丸々飲食可能な場所として開放されており、悪天候にも関わらずゆっくりと購入したお酒を広げて楽しめる宴会スペースが提供されています。
広く開放的なスペースの中にしっかりと酒蔵の雰囲気を感じられました。

樽酒の側には岡崎市にまつわる書籍などいくつかの蔵書が。お酒片手にこれらを熱心に読んでいる方もいらっしゃいました。

また、最近色々な醸造元で見かける酒蔵スイーツが気になっていた為、丸石醸造でも半ば酒造スイーツを楽しみに来訪しましたが、こちらでは二兎入のチョコレートに出会えました。

3個入りで400円程。ウイスキーボンボンならぬ日本酒ボンボンで、中には二兎の大吟醸がしっかり入っています。小さい二兎のパッケージになっているところが可愛く、箱入りでも販売していましたので贈答にも良さそうです。二兎はラベルデザインが可愛い点も日本酒らしからぬ魅力ですので、今回2時間で完売した純米吟醸 生原酒の、白ラベルに金字のパッケージや、別フレーバーなどもあるとさらに女性に人気が出るかもしれません。

「徳川家康」「二兎」を初め東海地方では人気の高い日本酒が揃っている醸造元ということもあり、
人気商品の周辺は購入目当てでないと中々近づきにくい雰囲気がありました。しかし、一度腰を落ち着ければあさ9時の開放から15時の終了までゆっくりと春祭りの雰囲気を楽しめる環境が整っているので、是非夏の長誉祭りでは夏の限定酒をゲットして蔵開きの雰囲気を味わいに出かけてみるのをお勧めします。

丸石醸造㈱
〒444-0015 愛知県岡崎市中町6丁目2−5
電話番号: 0564-23-3333
名鉄東岡崎駅から徒歩20分

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ライター プロフィール

加藤 菜都美

加藤 菜都美

WEBライター
「毎日を寿(ことほ)ぐようなごはん」をテーマに、フードデザインを行っています。
ごはんを美味しくするお酒、頑張る田舎を支えるお酒事業に取材・デザイン提案をしています。三重県の片田舎出身。将来は美味しいお酒と珈琲の飲めるカフェを経営したい。
公式blog「kotohogi