お茶ソムリエによる甜茶サービスがあるアンテナショップ、Shizuoka Mt.Fuji Green-tea Plaza。
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「お茶の名産地といえば?」とたずねられて、どこよりも名前があがることが多い静岡県。それが事実であることを証明するように全国トップの茶葉生産量を誇るお茶処静岡は、静岡全域にわたって茶畑が広がり、各地域ごとの特徴を持つお茶生産が盛んに行われている「お茶の国」です。土地柄的にやさしい県民性とあいまって、「和」の国である日本を代表する美味しいお茶とともに栄えてきました。
「静岡の良さを広く知ってもらおう」という目的で展開していたアンテナショップ・静岡県東京観光案内所が、Shizuoka Mt.Fuji Green-tea Plazaとして生まれ変わったのは2011年のこと。アンテナショップが多く集まることでも知られる東京交通会館B1Fのそれは、白を貴重にした居心地のよい店内にリニューアル以来、さらに「お茶の国」としての静岡が楽しめる人気スポットになっています。
その理由は、お茶を熟知したお茶ソムリエによる甜茶サービス。プロの手により、茶葉ごとの最高の味を引き出す淹れ方で提供される静岡茶が、美味しくないわけがありません。もともとの香りの良さ、味わい深さがさらに格上げされ、「お茶ってこんなに美味しいものだったんだ……」と、思わず知らずのうちにつぶやいてしまうほど。ほっこりとしたあたたかい気持ちに浸れるうれしい再発見につながるはず。
おすすめは、お茶菓子と一緒に楽しみたい方には「本日のお茶(1煎)とお茶菓子セット」。お茶そのものをじっくり味わいたい方には「本日のお茶(3煎)」。いずれのメニューも、厳選されたその日のお茶3種からチョイスができ、1煎ごとにしっかりとお茶を出しきりながら淹れてくれる淹れたてが堪能できます。自宅でのお茶の淹れ方や、2煎目以降のコツなどまでアドバイスをしてくれるため、それまで淹れていたお茶が見違えるほどに美味しく引き出せることができた人たちも多いとか。それが納得できてしまうほど、ていねいでやさしい心遣いがうれしいお茶ソムリエたちの姿勢には感服させられます。
また、「ジェラート」(常時数種あり)はアイス好きには見逃せない逸品。静岡産の上質な茶葉をぜいたくに使用した特製ジェラートは、お茶本来のほのかな香りと甘みが心地よい、他では味わうことができない幸せの味です。